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ゴルフ場経営と行動経済

2020年マスターズ

プロゴルフ界における世界四大メジャーがあります。
男子ゴルフでは、
全米オープン
全英オープン
全米プロ選手権

そして一昨日優勝者が決まったマスターズです。

2020年のマスターズは3月に順延を決定し、
11月12日~15日までで開催されました。

結果として、
ダスティン・ジョンソンが、
前人未到の20アンダーで初優勝!

日本から期待された松山英樹は、
通算8アンダー13位と言う結果でした。

ゴルフ人気再燃?

実は「新型コロナウイルス」の収束が見えないなか…
ゴルフ場の倒産が激減していると言うのです。

一時期はゴルフ場不況と言うことで、
続々とゴルフ場が潰れて行きました…
しかしコロナ禍で逆に、
人気が再燃している
と言うのです。

ゴルフ場の倒産は2018年に13件、
昨年2019年は6件でしたが、
今年2020年1月~9月のゴルフ場倒産は、
全国でわずか1件のみ。

コロナ禍が追い風

ゴルフは野外ですので「三密」を避けます
リモートワークや在宅勤務において、
鬱積した気分転換や、
健康維持には打ってつけ
なのです。

元々やっていたおじさんゴルファーだけでなく、
遊びに出られない若者や、
女性ゴルファーも戻って来ているとか…
コロナ禍が大きなフォローとなっているのですね。

ニューノーマルのゴルフ場経営

コロナ禍は全ての考え方を変えています。
新しい常識や状況のスタイルとして、
ニューノーマルと言う言葉を浸透させました。

当然ながらゴルフ場経営も、
ニューノーマルな形の営業を展開
しています。
具体的に新型コロナの予防対策として、
休憩や昼食を挟まないスループレー、
レストランを休業
ランチ限定営業、
バンカーレーキ不使用、
ピンを抜かずにプレーする
等々
様々な施策は各ゴルフ場でやっています。

斜陽産業だったゴルフ場

ゴルフ場経営は斜陽だと言われて来ました。
その理由は「少子高齢化」です。
これは多くの業種業態でも言われています。

今までのように、
「新規顧客を開拓」し続けると言う、
「従来型のマーケティング施策」

だけにとらわれている企業に、
未来などある筈がないのです。

いかに単価を上げるか?

ゴルフ場のプレーフィーは、
ある程度安くなってきました。

しかしその中で上記に記載した
「ニューノーマル施策」を施すだけでは、
生き残れるとは到底言い難い
のです。

「いかに顧客単価を上げる」か?
LTV(Life Time Value)と言う数字が大切です。
LTVは顧客生涯価値又は生涯顧客価値です。

Life Time Valueへのシフト

生き残りのワードはLTV(Life Time Value)です。
いかにして「顧客1人当たりの生涯価値を高めるか」
であり顧客エンゲージメントを高めるか?なのです。

行動経済学を進める意味は、
全てココに起因
します。
超情報化社会の中で選択肢が余りにも多くなります。
上記に書いたニューノーマル施策には、
生産性を感じません!

そのままやっていても…
確実に衰退するでしょう。

ゴルフ場経営と行動経済まとめ

では何をするのか?ですが、
これからのゴルフ場経営(ゴルフ場に限らず)は、
「顧客の人生」を共に考える事
です。

生活設計を真剣に考えれば…
情報提供は山ほど可能
です。

書いてしまえば「理想論」だ!
と言われるかもしれませんが…
私はそんな事はないと考えています。

素晴らしい顧客が来て下さる事で、
様々な情報を得れる環境にあるにも関わらず、
全く持って活かしきれていない…

やる前から「そんな事…」と聞こえて来そうですが、
「本気でやってから言えば?」
いつもそう考えています。
「本気」スイッチが人の心を動かすので。

全ては情熱からの行動であり、
行動経済学は「人間は感情で動く」と言う定義ですので。
もちろん!
「モラル」と「ルール」は最低限必要です。
今こそ〝未来の為に〟化学反応を起こすべき時なのです。

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