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最近気になる人 「坂口恭平」さん

今日は、最近影響を受けた人のお話。

アウトプット欲とともにインプット欲も全開の最近だからか、J-waveから聞こえてきた人の声に耳が反応した。

「坂口恭平」さん

その時はどういう方か全然存知らなかったのですが、ラジオから聞こえてくるその声に「あ、この人ウソがないな」直感的にそんな感じがしました。

BGMがわりに小さく流していた音量を少し上げお話を聞いていみると、「うつ病を直したいならみんな畑をやればいいんです、簡単です。」みたいな話を全然重くなく、サラッとされていました。坂口さんのことは何も知りませんでしたし、私はうつ病でもないし、それをそうそう!と確信を持てた訳ではないのですが、あー、なんかそんな気がする、って思えたんです。この人が言うならそうなんだろうな、みたいな。

確かお住まいの熊本県からのリモート出演だったかと思いますが、坂口さんの周りにある畑や自然の景色や風すらも見えるような感じ。話し方もとてもフラットで、上からでも下からでもなく、有名とか無名とかそういうのどうでも良い人なんだろうなっていうのが伝わってきました。

それから坂口さんのことを調べたら、建築家で、歌唄いで、パステル画も描かれていて、本もたくさん出されていて、「いのっちの電話」という死にたいという人がかけてこれるように自らの携帯番号を公開してたり、自らも躁鬱病を公言してたり、たくさんの公演をされてたりと、なんかすごい人。今までに会ったことも聞いてこともない感じの人でした。

Apple musicで歌も聞いてみましたが、これまたなんの気負いもなく、ただ純粋に音楽を奏でてるというか、あるがままに唄っている。何々風とかつかない、坂口恭平風味で味わいがあります。聞かれたことない方は一度聞いてみて欲しいです。

で益々興味スウィッチが入ったので、本も購入することに。たくさん出されていてどれも気になったのですが、自分が料理好きなことと、今までにない料理本という触れ込み?に惹かれ「cook」という著書を購入してみました。

中身は坂口さんが日々作られた料理の写真、その時の自分の気持ち、簡単なレシピなどが綴られています。料理写真日記みたいな感じです。鬱の治療の一環で始めさほど時間が経たない坂口さんが作る料理はどれも素朴で簡単なものだけど、作っているよろこびや実感、手応えが感じられ、どれも美味しそう。料理もさることながら料理して、写真を撮って、文章を書くという、この本を手作りしていることの喜び、楽しさも伝わります。

もし自分が料理本を作れと言われたら、、イヤイヤ人様にお見せするほどの腕もセンスもございません‥と、まず他人と比べて自らやらない理由を見つけ出してしまいそう。でも坂口さんのこのひとまずやってみればいいじゃん!っていう軽やかさ、心底見習いたいなと思いました。なんといっても楽しそう!!

長くなりましたが、そんな訳ですっかり坂口恭平さんに魅了されたというお話でした。笑

cookの最後にまとめて書かれている文章も、料理するということが人間の根幹にどれほど関わり、大切なことかということが、これまた坂口さん風味の言葉で書かれていて面白いです。

自分が料理が好きな理由も少し分かった気がしました。

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