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【要点解説編】あがり症で悩む部下をお持ちの上司の方へ ~あがり症へのかんたん対処法~

1.こんな部下はいませんか

部下のAさん。身内で話しているときは普通なのに、あがり症で、人前で話すときにはカチコチでぎこちない話し方になってしまう。そんな部下をお持ちの管理職の方に向け、Aさんの心の中の動き(心のメカニズム)を解き明かし、Aさんが自信をもってプレゼンに臨んでくれるようになる対処法をまとめました。

実は、僕は極度なあがり症で、大勢の人の前に出ると顔が赤くなって大量の汗が出てきます。そんな僕が実践している対処法を、部下のプレゼンになぞらえてみました。

2.起こっているのはこんな現象?

部下の方に表れている現象はどういうものでしょうか?
それがどんな現象であっても、これからご紹介するメカニズムや対処法は、ほぼ全員に当てはまるのではないかと思います。

3.このとき部下の内面では

あがり症の症状が現れるとき、部下のAさんは、「うまくやらなきゃ」、「自分の全ての動きを大勢の人が見ている」、「自分のことをどう思っているんだろう」など、自分のことばかりを考えています。
つまり、思考の矢印が向いている先はすべて『自分』です。

4.現象の発生メカニズム

1.「プレゼンをうまくやらなきゃ」という思考が、
2.「自分の全ての動きを大勢の人が見ている」、「自分のことをどう思っているんだろう」、「緊張しないようにしよう」など、更に不安や心配を煽る思考を誘発し、
3.自分で自分を追い込み、”汗が出る”、”震えが止まらない”といった現象として表面に表れます。
4.その表れた現象を認識することで、「何とかしなくちゃ」⇒「プレゼンをもっとうまくやならきゃ」と考え、負のサイクルが回り始めます。

例えば、一旦汗をかくと、「汗を拭く自分をみんなどう思うのだろう」などと考えるようになり、回り始めたサイクルを自分で止めることは難しくなります。

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