見出し画像

目の前にある課題を、“メンバー成長の題材”と捉える =自律するチームのつくり方=

普段、チームに新たな課題の発見・発生があると、まず、その課題の解決に目が行き、どうしたら最適・最短に課題解決できるかを考えます。

しかし、そこで一呼吸置き、一歩引いて眺めてみると、課題の内容によっては、メンバーに成長してもらうための格好の題材として使えるものがあることに気づきます。必ずしも最適・最短にこだわる必要がなく、多少遠回りしたり多少的外れでも許容できる類や状況の課題です。


人は、『目の前にある課題に正面から取り組み、うまくいかずにまた考えて行動することを何度か繰り返すうち次第にブラッシュアップしてうまくいく』、という経験を経ると大きく成長します。


それを、まずはチーム内の1人のメンバーに経験してもらい、その取り組み過程へのリーダーの丁寧な関わり方や、そのメンバーの成長の姿を、他のメンバーにも見えるようにすると、メンバーの間で課題に対する抵抗感が薄れ、「次は自分が」と名乗りを上げてくれる人が出てくるかもしれません。


いずれにしても、目の前にある課題をメンバー成長の題材と捉えて活用すると、やる気アップ、職場内での助け合いやコミュニケーション促進など、きっと、思わぬ副次的な効果も得られます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?