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【日記】しらけた毎日に突破口

今日で株式会社LEDONIAの創業4期目が終了した。

(改めましてLEODONIAは、パーソナルトレーニングジム部門と、3人制バスケットボールチーム運営部門の2つを運営する会社です)

ここ数日、チーム運営で印象的というか、ターニングポイントになれそうな出来事があったので、勢いのまま日記として残しておこうと思う。

チーム発足から5シーズン目となる今年も、僕は引続き「選手兼オーナー」としてコートに立っている。

一昨日の7月29日に行われた3x3 PREMIER 2023 Round.6(国内最大級の大会)では自分自身を出場選手から外した。
実はチームを創設してから過去4年間で初めてのこと。

試合結果は、2敗で予選グループ敗退。
でも2試合とも最後まで誰も諦めず、ボールを追っていた。

白熱する試合を応援している最中、不意に胸に込みあげるものがあって、大袈裟ではなく実は泣きそうになるのを我慢していた。
試合中にも関わらず自身のその感情が何なのか分からず動揺していた。

昨シーズンはチーム史上初となる「全国ベスト8」進出を果たした。

でも目標は「日本一」。

これまでのバスケ人生で全国ベスト8には5回くらい到達してきた。
昨シーズンの結果は、「これまでのやり方ではベスト8から先には進めない」ということを突き付けられたような気がした。

今シーズンのメンバー編成においては「チームにフルコミットできる選手」を最優先事項に置いた。
他チームとの兼任や5人制との兼任は原則禁止。

少人数制の競技だからこそ、「どんなメンバーがいるか」以上に「メンバー同士がどう機能しあっているか」が重要と考えての判断だった。

フルコミットが生んだ熱量は想像以上だった。
それぞれの意思が強い分、お互い譲れない部分もあり、たった数か月のうちに何度もチームが空中分解しそうになった。

実は昨シーズンも同じような状態のときがあった。その時はオーナーとして、当たり障りないペラッペラな対応しかできなかった。

表面を撫でるような対応しかしないから根本の解決にならない。きっとみんなプレーしづらかったと思う。自分自身も、選手兼オーナーとは名ばかりの自分にしらけた想いを募らせていた。

それでも昨シーズン中盤からチームはグッと伸びた。強豪相手に勝つことも珍しくはなくなった。
でもそれはある選手が1つの決断をしてくれたから生まれた変化で、僕のオーナーとしての成果ではなかったし、あんな決断をさせてはいけなかった。自分の意気地のなさを恥じると同時に、次のシーズンは絶対に同じ轍を踏まないと心に決めた。

今シーズンは開幕前からずっと空中分解スレスレを漂ってきた。でも、その度に何度も何度もメンバー全員やそれぞれ1人ずつと話しあってきた。

あちらを立てればこちらが立たずみたいな事態が何度も発生して、でも今年はそれすらも当事者たちに開示して伝えるように努めた。

正直、話しても話しても光明が見えない日が続いたけど、これでもかこれでもかという想いで諦めずに話してきた。

7月17日、チーム全員で90分ほどのMTGを実施。改めてメンバーに期待することなどを伝えてから臨んだこの日の試合(JAPAN TOUR EXTREME)は、まだチームとしてまとまらず、課題を大きく残した。まだ足りない。

7月22日、練習試合。内容としては悪くないものの、まだ全員が集中しきれているとは言えない。

7月23日、練習試合。試合中に集中を欠いた(と僕が感じた)メンバーとその場で対話。今までにない異様な空気になった。でも何かが決壊しそうな感触があった。

7月24日、このチームにいるうえで理解しておいてほしいことを1枚にまとめてチームLINEで皆に送付。全員からそれぞれらしい返信があった。

7月29日、冒頭の通り、自身を出場選手から外した。自身がコート外から応援することの価値も含めて「これが1番勝利を期待できるメンバー編成」だと思ったし、皆を信じたかった。試合では皆がお互いを信じてボールを追って、最後まで1点を獲りにいっていた。

これまで、選手として皆を頼もしく思ったことは何度もあったけど、オーナーとしてこんなに誇らしく思ったのはこの日が初めてだったかもしれない。

自分のなかに、選手兼オーナーではなく、はっきりと「オーナー」としての人格が生まれてることにも気づかせてもらった。

だからこそ、改めて選手兼オーナーとしてこれからどう臨めるか、ここからが正念場。

この4年間で関わってくれた全選手のおかげで確信が持てる。

このチームはここからグッと伸びてくる、絶対。

今がこの4年間で一番未来が楽しみかもしれない。
怖さもあるけど、わくわくしてる。楽しみだ。

終わり。


※下図は7月24日にチームに送ったファイル

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