妖怪イヌジマ
妖怪イヌジマを我が家にもお迎えしました。一緒に犬島に行くのが楽しみです。
■ 妖怪イヌジマ とは?
瀬戸内海に浮かぶ島「犬島」。 この島には、約 100 年前まで稼働していた " 銅の精錬所 " があり、そこから排出された銅カラミと呼ばれる黒い砂が 今も島内に残されています。銅カラミは、銅を精錬する過程で出る副産物で、元々は産業廃棄物として産み出された ものです。
"妖怪イヌジマ" は、この黒い砂を瞳に埋め込み、再び命を吹込むというイメージを元に制作した立体作品です。
* facebookページより
妖怪イヌジマは、石井葉子さん(アーティスト)の作品です。石井さんは、“土地に憑く異界の者を元に場所歴史由来の作品を制作”されていて、この妖怪は四国の犬島由来の妖怪で、2005年からひとつひとつ手作りされています。ひとつ11,000円するのですが(高過ぎず安過ぎず、絶妙!)これまでに、1,000体以上販売され、買った人は里親と呼ばれ、里親どうしのコミュニティが自然発生的に作られています。自分の子をアーカイブに登録したり、犬島に行ってその土地に降り立たせてみたり…ファンのコミュニティが独特!これって完全に妖怪がNon fungibleなTokenですね。17年前から同じコンセプトで続けられているのが素晴らし過ぎます。こうしたボトムアップなコミュニティは、さまざまな領域でありそうです。