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同棲にあたって取り入れた生活の自動化・効率化

もともと生活の自動化や効率化には興味が強いほうでしたが、パートナーと同棲を始めるにあたっては、できるだけ喧嘩はせずに穏やかに過ごしたい思いもあり、生活をスマートにしたい機運が改めて高まりました。

そんなわけで、同棲する中でいろいろ自動化・効率化してきたのでまとめてみる。厳密に言えば同棲前から取り組んでいたことも一部含まれますが、いずれにせよ共同生活をする上で役に立っている項目であることには違いないということで、まるっと記してしまうことにします。


家事の自動化①:ドラム式洗濯乾燥機の導入

今やかなり王道になっている気もしますが、同棲開始のタイミングでまずはドラム式洗濯乾燥機を導入しました。選んだマンションにベランダがたまたまなかったこともあって、購入は実質必須ということで導入しましたが、いざ使ってみると大変便利です。

自分は在宅勤務が多いこともあって、洗濯機を回す係になることが多いですが、干すために仕事を離脱する必要がないのがストレスフリーです。洗濯を実施したことに対してパートナーからはよく感謝してもらえますが、これであれば実際は大した負担には全然なっていません。

家事の自動化②:食洗機の導入

これもかなり王道かなと思いますが、食洗機も導入しました。単純な時短効果も嬉しいですが、水道水が冷たく感じる冬につらい思いをする時間を減らせることが特にありがたいです。

なお、部屋の都合上、分岐水栓の取り付けが不要なタンク式のモデルにしました。最終的に選ばれたのは「ラクア」でした。

パナソニックの食洗機も気になったので試しましたが、サイズが部屋のスペースに合わずにお見送りしました。パナソニックは食洗機をサブスクでレンタルできるサービスを提供してくれており、こちらで試すことができました。

計算上はギリギリ設置できるサイズではないかとパートナーとは議論したものの、何となく怪しい気がしたため、いきなり購入はせずにレンタルで試したのが功を奏しました。今の部屋だと現実的には設置がかなり厳しいサイズでした。正解だった…。高くて懸念がある買い物は、サブスクで試せるなら利用したほうが無難だなと思いました。

家事の自動化③:ロボット掃除機の導入

僕がひとり暮らしの頃から使っていたルンバを続投させています。今やもうだいぶ古いモデルになりましたが、けっこう元気そうです。

「これくらいの部屋の大きさなら自力でやればいいじゃん」と最初は言っていたパートナーも、いざ使ってみると便利さに取り憑かれたように活用しています。苦労なんて生きていればたくさんあるので、楽できるところくらい徹底的に楽したほうがよいですね。

お金管理の自動化:B/43を中心とした体制に

同棲するとなると、共同で支払うべきものも増えます。そこでB/43のペアカードを導入しました。

2人で1つの口座に入金して、そこから各々用に発行されるプリペイドカードを利用して各種支払いをそれぞれでできるというものです。言葉での説明が意外と難しいので、知らない人は上記のサービス公式ページを見てください。

簡単に言えば、日々の細かい「割り勘」のことを考える必要を激減させられます。クレジットカードの「家族カード」という選択肢も一瞬考えましたが、結婚したわけではないので作れないのでした。

B/43公式ページに掲載されている、B/43と家族カードの比較表。家族カードのデメリットとして「結婚している必要がある」という記載がある
B/43公式ページより

VISAのプリペイドカードなので、クレジットカードで支払える大抵のものは支払えます。ただし、一部の支払いには利用できません。当方ではスマホ代(回線料)には利用できませんでした(キャリアによるかもしれません)。水道代や電気代などは利用できており「定期支払いは一概にダメ」というわけでもなさそうです。また、家賃は口座引き落としのみということで、当然ながらこちらにも利用できません。

そんな感じで時折存在する、B/43ではエラーが出る一部の支払いのみ、割り勘などの手動での清算を行なっています。図にするとこんな感じです(こちらを参考にしました🙇‍♂️)。清算の手間を最小化できて、大変助かっています。

ここまでで記したお金の流れを図に整理したもの
各々の銀行に紐づいたクレジットカードからB/43(プリペイドカード)に適宜入金して、共同の支払いに利用するのが基本。ごく稀にあるプリペイドカードが使えない支払いのみ、片方個人のカードや口座から支払ってあとで清算している

なお、B/43にはやや簡易的ながらも家計簿機能がついており、どういう出費が発生したかをざっくりカテゴリ分けして管理もできます。そこまで厳密にチェックはしていませんが、ざっくりと振り返りはしやすくて便利です。あと、お互いが買い物するたびにスマホにプッシュ通知が届くので、「あ、もうすぐ帰ってくるかな」「残業かしら」など、結果的にほどほどな状況の共有もできるのもよいです。付加価値が多い。

テキストコミュニケーションの効率化:LINEではなくDiscordで

パートナーとはもともとLINEでやり取りしていましたが、LINEだと基本的には単一スレッドでのやり取りになり、複数の話題を並行して走らせられないのでDiscordに移行しました。

Slackも考えましたが、無料版は90日分しかデータをさかのぼれないことが懸念となって見送りました。パートナーがゲームコミュニティの文化にいくらか接点があることもあって、Discordが候補に出てきたので決めました。

こんな感じでチャンネルを立てて運用しています。例えば、直近の生活の相談をしながらも「この記事/動画、おもしろかった」というシェアを別チャンネルで並行して…といった形でやり取りがしやすくなるのがよいです。

「面白い」を「interesting」と「ネタ」に分けるこだわり

Discord上で雑談を大量にするようになったかと聞かれるとそんなことはないのですが、2人でいるときに「そういえばこの前Discordに貼ったあの話のことだけど…」と会話しやすくなるので、コミュニケーションが増えたりスムーズになったりしているように感じます。

また、チャンネルの一覧を見ていただくと分かるかと思いますが、買い物リストもDiscordで運用しています。リストといっても「あれ買わなきゃ」と思ったら品目を雑につぶやいて、どちらかが買ったら✅のリアクション絵文字をつけるくらいのゆるゆる運用です(それすら目安程度です)。ガチガチの運用はうまく乗らず、これで落ち着きました&十分だなと思いました。

買い物リストチャンネルでのやり取り例。ゆるめの運用で良しとしている

立てるチャンネルは、下記の記事などを参考にしました。

なお、Discordは以前まではCDNに上がったファイルのURLが恒久的に固定で、URLさえ分かれば添付ファイルは誰でも見られちゃう可能性があるのが懸念だったのですが、つい最近その仕様が変更されたので、安心度がより上がりました(とはいえ、秘密性が極端に高い情報は引き続き別の手段でのやり取りも考えるかもしれませんが)

通話は引き続きLINEです。

予定の共有:Googleカレンダー+Discord(via.IFTTT+GASの定期実行)

お互いの予定がわかっているといろいろと連携しやすそうなので、予定の共有も行いました。

Googleカレンダーを利用しています。運用は下記の記事で紹介されている方法で行なっています。

ただ、これだと予定の登録がされても特に通知されず、個人的には把握しやすさに欠けるなと思ったので、Discordに専用のチャンネルを立てて「予定が新規登録されたら通知する」「毎朝その日の予定を通知する」というbotを設定しました。

botの実際の活動例

予定登録時の通知は自動化サービスの老舗であるIFTTTでできます。一方、「毎朝その日の予定を通知する」はIFTTTだとできそうでできなかったので、Google Apps Script(GAS)で「その日の予定を指定したカレンダーから取得して、取得した結果を指定したフォーマットでDiscordの特定のチャンネルに放り込む」というスクリプトを作成し、毎朝自動で一度実行されるようにしました。

しかし、JavaScriptの超基本は知ってはいて、書かれたものを読んで内容を何となく理解するまではできたものの、各種APIの叩き方やGASの場合の特有の事情などには詳しくなかったので、ここはChatGPTにがっつり手伝ってもらいました。

下記のスクリプトから始めて、「こんなエラーが出るのですが」「そういう挙動ではなく、こういう挙動にしたいのですが」など返答していくと、どんどん期待するものができあがりました(有料版でGPT-4を利用しました)

GASで毎日8:45に次のことを自動実行する方法を教えて
・Googleカレンダー内の複数のカレンダーから、指定したカレンダー(複数可)の当日の予定を取得する
・Discordで当日の予定を通知する。予定のタイトル、開始時刻、終了時刻を含めること

忘れ物防止の効率化:Alexaで毎朝リマインドや買い物リスト登録

Alexaもひとり暮らしの頃から持っていたものを続投させました。使い方はいろいろありますが、地味に活躍している用途の1つが毎朝の忘れ物防止リマインダーです。

パートナーは基本出社の働き方なので、毎朝「忘れ物をせずに予定時刻に出発する」というミッションがあります。そこでAlexaの「定型アクション」を設定して、平日の特定時刻に「X時になりました。そろそろカバンにAAとBBとCCを入れませんか?」とアナウンスさせるようにしました。

パートナー側からの提案で実装しましたが、これが意外と役に立っているようで、時折「あっ、〜〜を入れるの忘れてた!」と口にしていたりします。忘れ物でへこんだりせずに、少しでも平和に通勤してもらえたら生活も平和に保たれやすくなると思うので、こういう仕組みでカバーできる部分があったのであればそれはよかったと思います。

あと、買い物リストへの追加もAlexa経由でできるようにしました。買い物リストとはいっても前述の通り、Discordにつぶやいて絵文字リアクションでステータスを簡易管理するだけの雑運用のものです。

Alexaの買い物リストはTodoistと連携し、さらにTodoistとDiscordはIFTTTで連携できるので、Alexa → Todoist → IFTTT → Discordとつなげることで、声で買い物リストへの追加をできるようにしている次第です。

Alexa → Todoist → IFTTT → Discordで買い物メモを実際に投稿した例

買い物リストに何かをメモしたくなるタイミングって「冷蔵庫をあさっているとき」など手が塞がっていることが多く、そこから「あとでメモしよ」と思ったら忘れてしまうことがあるあるです。そうしたケースの軽減に役立っています。

なお、Todoist自体は実際には使っていない形になるので、本当はAlexaからIFTTT経由でそのままDiscordに通知する流れでもいいのですが、どうやらAlexaとIFTTTの連携は終了してしまったらしいです。そのため、致し方なく妙に回りくどい方法を取っています。

思ったこと

初期投資しておいてよかった、と思いました。

洗濯機をはじめとして金額的には安くはない出費でしたが、実際それによって生まれた余裕を考えるとケチらなくてよかったと思います。

加えて、これまた洗濯機の例で顕著ですが、「引越し後に既存のものを置き換える」より「引越しと同時に新しいものを入れちゃう」のほうが手間も圧倒的に少ないので、そういう意味でも初っ端にアクセルを踏んで正解だったと思いました。

他にもいい改善案が見つかったら試していきたいです。

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