【休職】ピンチはチャンス? 5年前の減給に救われる
適応障害で休職5ヶ月目の50代男です。
会社を休職中につき、休みの過ごし方や、気付いたことなどを日々発信しています。
今回は、お金に関する話をしてみようと思います。
といっても、休職中に支給される傷病手当金の話ではありません。
傷病手当金については、別記事で書いています。
>関連:【休職】傷病手当金の疑問についてまとめるよ
では、どういう話かというと、『今は休職で働けない状態だが、5年前のピンチのときに始めた資産運用で、気分的に救われている』という内容になります。(※金銭的に救われている、という意味とはちょっと違う)
どういうこと? と思いますよね。
5年前の給与ランクダウン(減給)
休職することになってしまった2023年から、さかのぼること5年。
2018年のことです。
リーダー職(役職ではない)から、一般のメンバーになり、成果がうまく出せなかったことで、給与ランクダウンしてしまいました。
>関連:50代で休職に至るまでの働き方の話
評価としては仕方ないことで、納得して受け入れるしかないのですが、当然ながら給与の支給額に直結します。
それが、(分かってはいたものの)インパクト大な下がり方をしたのです。
当面の間は、保険料や住民税などの控除額は据え置きで、支給額のみが大幅ダウンするので、当然手取りはガクンと下がります。
毎月の生活費が赤字か、節約してトントンというくらいになってしまいました。
強烈な危機感を覚えた私は、本気のマジで、すぐさま節約と資産運用に取り組むことにしました。
収入を増やすという手段としては、世の中は副業ブームでしたが、会社が副業禁止だったこと、長時間労働だったこともあり、自分の場合はお金を増やす方向のほうが合っていると判断しました。
2018年は、自分の中では「お金 元年」と言える年です。
お金について取り組んだこと
2018年以降に始めた主なものです。これらが全てではありません。
■節約編
・WOWOWを解約
時間がなくて、あまり見えていなかったのに、惰性で加入していました。
月々2,484円でした。解約しました。引き留めの電話はありましたw。
・BookWalker読み放題を解約
ミステリー小説やホラー小説、ラノベなどを、スマホで時間つぶしに結構読んでいましたが、解約しました。
月々858円でした。
・ナンバーズ3やミニロト、TOTOなどをすべてやめた
宝くじのナンバーズや、サッカーくじのTOTOなどを、PayPay銀行で定期的に購入していました。たまに少額当たることがあっても、結局はトータル赤字になるのは確実です。そのような「遊び金」の余裕はなくなったので、一切やめることにしました。
・スマホを格安SIMに乗り換え
ガラケー時代から、ずっとドコモを契約していました。
2GBのプランで月々5千~7千円くらいかかっていたのが、格安SIMにしたことで、3GBプランで月々1,000円になりました(変更後1年間はキャンペーンで月々700円ですみました)。
スマホ料金の節約は、結構大きかったと思います。
その他、利用率が低いサブスクの見直しは、金額こそ大きくはなくても、その後のマインドに大きく影響しました。
■資産運用編
・まず、マイナンバーカードを作成
新規口座開設などで必要。
あったほうが便利、というか必須になってきたので作っておきました。
※その後、2022年のマイナポイント事業では、もらえるだけ満額のマイナポイントをもらいました。
・つみたてNISAを開始
2018年1月から「つみたてNISA」が開始されていたので、2018年6月から開始することにしました。
楽天証券で、最大の年間40万円(月々33,333円)を積み立て。
5年経った現在、30%以上のプラスになっています。
もちろん、2024/1月からの新NISAも引き続きやります。
・iDeCo(個人型確定拠出年金)を開始
制度の歴史は古く、2001年頃からあり、iDeCo(イデコ)という愛称が付いたのは2016年だそうです。
経理に聞けば、月12,000円まで掛けられるとのことだったので、毎月12,000円を積み立て。年末調整の控除でも節税の効果があります。
5年経った現在、10%以上のプラスになっています。
・ロボアドバイザー「ウェルスナビ」を開始
毎月3万円を積立開始。(後に増額)
2015年に設立された会社です。
手数料が高めという人もいますが、それをはるかに上回る利益を出してくれています。ほったらかしで。
5年経った現在、40%~50%くらいのプラスになっています。
・ロボアドバイザー「THEO(テオ)」を開始
毎月1万円を積立開始。(後に増額)
運営会社「お金のデザイン」は2013年設立。THEOは2016年リリース。
5年経った現在、25%以上のプラスになっています。
・アイネット証券「ループイフダン」を開始
FXの自動売買ツールです。
これは積み立てではなく、注文を設定しておくと自動で売買してくれるというもの。リスクの高いサービスです。
事実、初期の頃に大損して、大幅マイナスになりました。
諦めずに続けていたら、4年以上かかって元本まで戻し、現在は15%程度のプラスになっています。
・その他
他にもいくつか試したものはあって、現在も続けています。
ここで紹介するのは、とりあえず上記くらいにしておきます。
原資について
資産運用をする場合、原資(元本)となるお金が必要です。
給料が減ったため、毎月の収入から出す余裕はありません。
ではどうするか?
給料から積み立てるのではなく、それまで貯めていた普通預金残高と定期預金を崩して使うことにしました。
例えば、300万円の定期預金があれば、それを原資とすることで、月々5万円(年間60万円)として5年間の積み立てができますよね。
月々3万円なら100ヶ月(8年以上)の積み立てが可能です。
定期預金のままだと、5年間置いておいても、利子はわずかです。
例えば、定期預金の利息シミュレーションで、300万円を5年定期、利息0.07%で預けるとすると、5年後の利息は+8,377円(税引後)でした。
1年では1,600円ほどです。
それを、何らかの「長期・積み立て・分散」のサービスに積み立てた場合、300万円の元手が5年後に400万円くらいに増えている可能性も、かなり高いと思います。
もちろん、未来のことは誰にも分からないので、将来元本割れする可能性もゼロではありません。
ただ、元本割れする可能性と、今後さらに増える可能性を比較した場合、後者のほうが高いと考えています。
あのコロナ禍も乗り越えましたもんね。
私の資産運用のポイント
私の記事は、資産運用や投資のカテゴリーではないし、実際に詳しくもありません。
そういう記事は世の中にめちゃくちゃ多いですし、他の方々に任せます。
最初の手続きだけ、少し調べる必要はあっても、基本的に知識やテクニックが不要、日々のこまめな調整も不要なものをやっています。
つまり、始めたら「ほったらかし」でよくて、誰がやってもほぼ同じ結果が出るもの、ですね。
休職中の現在、お金の不安が比較的小さいのは、年齢のこともあるし、傷病手当が出ていることもありますが、大きな要因として、資産運用で少しずつ増えている、ということが言えます。
過去の収入減少ピンチのときに、すぐに節約と資産運用に動いたのが功を奏しているのですね。
ポイントは以下の通り。
「長期・積み立て・分散」の基本に沿った運用をすること(ドルコスト平均法という)。
最初の1~2年はプラスとマイナスを行ったり来たり。4~5年経つとプラス域で安定してくる。
収入や生活費からではなく、すぐに使う予定がない「余剰金」でやる。
一時的にマイナスになっても、そのまま放置。
→コロナ禍で大幅マイナスになっていても、結局プラスに戻りました。
まとめ
預金を取り崩して、徐々に残高が減っていくのは、恐怖とストレスを感じるものです。
そんなとき、ほったらかしで、いつの間にか利益が積み重なっている、という口座があるのは、精神的な安定に繋がりますよね。
生活費をまかなえるだけの利益にはなっていませんが、現状は貯金を取り崩す不安は少ないので、比較的心穏やかに生きています。
冒頭で書いたように、「気分的に救われている」の意味がお分かりいただけたでしょうか。
まさに、ピンチはチャンス? という話でした。
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