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【非オススメ】後味最悪のうつ映画は劇薬

休職中につき、日々noteを書いています。

過去の投稿で、映画好きであることはちょくちょく書いています。

今回はオススメしない映画紹介です。

基本的には楽しい映画が好きですが、パニック映画やサスペンス、ホラーもたまには見ます。

休職に入ってしばらくしてから、とあるサイトの記事で「後味が悪いうつ映画」の紹介がされていたので、まだ見ていなかった作品を見てみました。

見たのは、救いようがない結末で有名な、以下の2本です。

・『ミスト』
・『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

どちらも少し古い映画で恐縮です。
ああ、見てしまいましたがな・・。

うつ映画①『ミスト』

『ミスト』(The Mist)は、スティーヴン・キングの小説『霧』を原作としたSFホラー映画です。2007年、アメリカの作品。

監督は、同じくスティーヴン・キング原作の『ショーシャンクの空に』を監督したフランク・ダラボン。同じ監督でしたか。

『ミスト』という作品名は知っていましたが、見ていませんでした。
タイトルからは、『ダンテズ・ピーク』(火山噴火)とか、『ツイスター』(巨大竜巻)のような、自然現象系のパニック映画なのかと勘違いしていました。
濃霧だけだと自然現象として地味だけども、濃霧+超常現象のような話かなという先入観がありました。

合っているといえば合っているけど、思っていたのとは少し違っていて、異世界から来たような謎のクリーチャーが人類を襲うという話でした。

スーパーマーケットに立てこもった人々が中心に話が進み、何か得体の知れない触手系の怪物に襲われたり、買物客同士で仲間割れしたり、客の中から頭のおかしい布教師みたいなおばさんが出てきたり。

最初は、その謎の生物の全容が分からないまま、次々に被害が拡大していくのですが、大小さまざまな種類の化け物がいるということが分かり、揃いも揃って人類を攻撃します。

で、こういうパターンの映画って、窮地に立たされながらも、最後は何とかして主人公が怪物を撃退するじゃん。

なんだい、このやりきれない結末は。

うつ映画②『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

もうひとつ。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(Dancer in the Dark)は、2000年公開のミュージカル映画。主演は歌手のビョーク。

歌って踊るシーンが多いから、一応ミュージカル映画、なのか?
これほど陰鬱になるミュージカルって初めてです。

主人公のセルマ(ビョーク)は、先天性の病気で失明寸前、息子も遺伝で失明の危機のため、工場で働いて息子の手術費用を貯めていた。

しかし、親切と思っていた隣人の男が、実は借金まみれで、それが妻にバレるのを恐れて、セルマが貯めていたお金を盗んでしまう。
それを知ったセルマは取り返しに行くが、脅しのために男が取り出した拳銃が、もみ合いの途中で暴発して男に命中。
致命傷ではなかったため、男は「自分を撃て」とセルマに命じる。
自分のお金を取り戻したいセルマは、撃ったあともお金を離さない男の頭をぶん殴って取り返す。
男は死亡し、一部だけを見ていた妻に通報され、「金目当ての殺人者」にされてしまう。

裁判になっても、手術代のことを息子に知られるのを避けるため、真相を明らかにしないセルマ。
残忍な殺人ということにされたまま、悲惨なラストを迎える。

あぁぁ、なんちゅう結末。

まとめ

単なる後味の悪い映画紹介、で終わってもいいのですが、こんなん紹介するなよって言われそうだし、そもそもなぜ記事にした?って感じですね。
書いたから公開しときますよ。

なぜこれを選んだ?と自分でも思います。
前向きで爽やかな映画のほうがいいのは当たり前ですが、
あ・え・て、有名な「うつ映画」ジャンルを見てみたらどうなるか?の実験でした(するなよ)。

ある意味、劇薬の逆療法。いや、療法になってないけど。
私の場合は最後まで見ることができましたが、気分が落ち込んでいるときには、どちらに転ぶか分かりません。

後味が悪い映画の代表作と言われるわけは、よく分かりました。
世間で言われているほど、後にひきずるトラウマ級とまではいきませんでしたが、オススメはしません。

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