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疲れない座り方「3つ」

僕は座るのが苦手でした。

変な言い回しですか?

座り続けるのが苦手でした。
電車、大学の授業、セミナー、読書、食事などで座り続けていると、腰と背中と肩と首が痛くなり、お尻やふくらはぎも違和感が出ます。
呼吸が浅くなることも辛かったです。

電車から降りる時、膝や足首に痛みが出て歩けなくなったこともあります。

そんな僕が、座ることが苦にならなくなった要因は3つあります。

1、土踏まずの意識

まず一つ目のキーワードは「土踏まず」です。

え?座っているのに土踏まず?と思うかもしれませんが、
人間は遥か昔、四つ足動物から二足歩行へと進化してきました。

掌(てのひら)と足の裏は地面を捉え、物を掴むために鋭い感覚が備わっており、平衡感覚や空間認識能力も繊細に持っています。

しかし、現代の人間はどうでしょうか?
文明の進化によって、身体を全く使わずに生活できるようになりました。

狩りや農耕をする必要はなく、洗濯も乾燥も自動。
重い物を持つ機会もなく、走る、投げる、跳ぶ、全力で動くことなんてまずない。
AmazonやUber eatsなどの宅配サービスによって、買い物すら行かなくてもよくなりました。

唯一、手は使わざるを得ないので、手や指先を動かす感覚が鋭い人は多いかもしれません。

こういった背景があることや、足が脳から離れた位置にあること、そもそも土踏まずなんて人生で一度も意識したことがない人もいるくらいの存在であることによって、立つことも座ることも歩くことも不自由になってしまったのです。

さて、ようやく本題です。

まず、土踏まずの位置と範囲を確認しましょう。

足の親指の付け根に母子球(ボール)という骨があります。
その下から手の指4本分くらいの範囲です。
立ったときに、地面に接しない部分と捉えても良いと思います。

その土踏まずを『視覚化』できることが重要です。

視覚化とは、実際に見なくてもイメージできること
身体の感覚が鋭い人、身体操作が得意な人はこの『視覚化』が上手です。

土踏まずが視覚化できたら、次は、
「土踏まずが地面を捉えていること」を感じてください
土踏まずが地面に設置している、張り付いている、くっついている、など、イメージはなんでも良いと思います。

とにかく、土踏まずを意識してください。
立っている時も同様ですので、試してみてください。

2、仙骨をしめる

次は、仙骨です。
土踏まずよりもマイナーな部位かもしれません。
まずは位置を把握しましょう。

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引用:Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E9%AA%A8

尾てい骨の上にある骨ですが、ここを絞めます。

コツは、息をゆっくり吐きながらお尻をしめるイメージです。
(ギュッとは絞めない。軽く締まればOK)

仙骨が適度に締まると、その上に積み重なっている背骨が安定します。
背骨が安定し、首の付け根や肩、胸、肩甲骨周りの力が抜ければ最高です。

3、額と胸で対象を見る。

人間の体は、モノを正面で扱うようにできています

また、両手で扱うようにできています。

「いただきます」や、お祈りをするときに両手を合わせる。
箸とお茶碗、ナイフとフォーク、瓶のフタを開ける。
スポーツでも、ボールを胸の正面で取りなさい、打つときは身体の正面に引きつけて打ちなさい。などと指導されます。

また、額(第三の目)でモノ(対象物)を捉えることによって、頭の位置が最適な位置になるようにできています

武道の達人やオーラがある人、静かなたたずまいだけど威圧感がある人などは、頭の位置が定まり、最小限の力と最小限の動きで最大限のパフォーマンスができることを知っているのです。

ですので、座っているときにパソコンを扱ったり本や書類を読んでいるときは、
その対象物を胸と額で捉えると姿勢が安定し、集中力も増してきます。

4、まとめ

今回は要望が多かった『疲れない座り方』について解説しましたが、立つときや歩くときにも応用できますので、ぜひ取り入れて見てくださいね。

1、土踏まずの意識

2、仙骨を適度にしめる

3、額と胸で捉える

それと、人間の体は長時間同じ姿勢でいることはストレスになりますので、パーフェクトな座り方ができたとしても、30分〜60分に一度は休憩してくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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