事業計画書へのよくある質問と回答 (FAQ)

事業計画書へのよくある質問と回答 (FAQ)

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どうも、こんにちは。株式会社アクシオンテクノロジーズ代表取締役の吉田拓史です。前回のnoteでは、プレゼン資料を公開しました。その後、非常に沢山の人からご連絡を頂き、弊社の事業計画についてお話しました。

その結果、よくある質問があることがわかりましたので、このブログで私の回答を公開することにしました。

1. 企業価値をどう算定したか?

同業他社のとシリーズAラウンドの資金調達をベンチマークにしています。この同業他社は数年前にアプリインストール広告よるインストール数の積み増しやメディア広報活動を根拠に、30億円から40億円のレンジで評価されました。弊社は、これらの先駆者と比較して、より確実性の高い検証方法を利用し、両者よりも多くのビジネス機械を示すことに成功しています。また最低限の予算で、バーンレート(一月に使う額)はたったの10万円です。

この資本効率性の高い状態で、プロダクト、ビジネス検証、1,000以上の高品質記事コンテンツを揃えていることの価値は極めて高いです。

また、別の有料購読型の競合他社の初期の有料会員数の推移や月次経常利益を基に財務モデルを作り、将来フリーキャッシュフロー(FCF)を算定し、それをVCのIRR等を想定して現在価値に割り引いています(DCF法)。ある程度悲観的なコスト計算を踏まえた場合、この方法は15億を示しました。

しかし、私はアプリインストール広告に頼った同時期のスマニュー等との比較から30億円でも安いと思います。国際的なベンチャー投資では、DCFで算定できる現在価値よりも上ブレする場合が多々あります。ただ、今回は、保守的な日本の個人投資家向けということもあり、低いところに線を引いています。

2. 資金使途の内訳は?

今回の募集は20口、1000万円。これを、ゲームプランの項に書いたとおり、ロイヤルカスタマーを増やすために使います。これの大半はコンテンツの製作費/取得費に当てられ、一部は広告に回ります。ロイヤルカスタマーの増加が一定数を超えたあとは、ソフトウェア開発への投資も一部行います。課題は私一人なで忙しため、お金を使いきれるか、という点にあります。

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3. 競合他社よりも御社の事業が優れている部分を教えてください

①オリジナルコンテンツの製作能力。既存の市場に流通しているニュースコンテンツより質の高いものを作れます。これにより、ユーザーの利便性の増幅し、プラットフォームへの引き寄せ効果をもたらすことができるでしょう。同時にコンテンツ獲得の際のメディア業界の「政治」への防御壁にもなります(一部の権威主義的な人たちが安易に圧力をかけれないということです)。

競合を追い出す「堀」にもなると思います。例えば、弊社のコピーのようなコンテンツ群を揃えた会社が現れたときには、オリジナルコンテンツに強く投資します。ニュースはNetflixのオリジナルコンテンツのようにお金がかかるわけではありません。また、優秀な職人は優秀な職人のもとに集います。レシピがあれば簡単に真似をできるものではないのです。この部分が他社が容易に真似できない「不公平な優位性」と言えるでしょう。

②私が元々メディア業界のデジタル化を牽引していたインサイダーであること。私の前職のDIGIDAYでは、メディア業界のデジタル化のための会議を米国と日本で行い、そこでデジタルプラットフォームへの対抗策等を練っていました。なので、今私がやってるメディア企業に対してフェアなプラットフォームビジネスを作ることはその延長線上にあります。対照的に業界の外から来た人々が、コンテンツをくださいと言っても、信用がなく、相手にされないでしょう。

③日本勢は時代遅れ。日本国内のニュースポータルや一部のアプリは人力の編集部がコンテンツ編成を行っています。編集部に課せられている広告収益を最大化するための編集方針は、「芸能人の不倫」のような低品質コンテンツを優先的に掲載するようなインセンティブを生み出しています。

ニュースアプリがレコメンドに採用している「人工知能」も欧米勢(例えばYouTube)と比較すると、かなり古い手法のものを使っています。彼らの仕組みは2012年以降の人工知能の革命を踏まえたものではありません。

これに対し、我々は利用者の長期的幸福を最適化する、国際的な文脈の中でも新しい手法のレコメンドを採用する予定です。それにサブスクのモデルが加われば、現代のニュースプラットフォームが抱える課題の非常に有効な解決策を提示できるでしょう。

4. 有料会員獲得のためのマーケティングはどのようなものか?

これはライバルが楽をして差を詰めるときに一番有用な情報なので、あまり明確な話ができませんが、Axionが、ニュースポータルのような薄利多売とは全く対照的な、厚利小売のビジネスであることが重要な観点です。電子商取引企業のマーケティング手法や、B2Bマーケティングの営業パーソンとの連携を除いた部分、あるいはより伝統的な広告手法も有効だと考えています。

狙ったクラスタをロイヤルユーザーに転換し、それを有料購読者に導くためのある程度確立した手法は確かに存在します。

5. もう少し話を聞いてみたい人へ

このブログを読んで興味を持たれた方や詳細な説明が必要になった方はTwitter(@axion_zone)、メールアドレスのyoshi(アットマーク)axion.zone にご連絡をいただけると幸いです。

弊社にはすでに個人投資家の投資を受け入れてきた経緯があり、増資の法的な手続きに関しては十分な知見があります。

ウェブアプリニュースレターポッドキャスト会社報告用のYouTubeチャンネルモバイルアプリのプロトタイプ(利用サービスの障害で表示されない可能性があります)はリンクをたどってください。

プレゼン資料はこちらからダウンロードできます。また、プレゼン資料の説明は動画でも行っています。

Eye catch image based on photo by Alexander Ant on Unsplash

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記者、編集者、ビジネス開発、プロダクトマネージャー、ウェブエンジニア、経理、法務の百人力。早大政治経済学部卒、東南アジアで新聞記者、米系デジタルマーケティングメディアDIGIDAY日本版創業編集者を経てaxionを創業。