Vol.33_人材育成を考える①~3つの視点~
こんにちは。
むちゃくちゃ寒い…ですね。10年に一度の寒波になるとの予報ですので、外出時はもちろん、部屋の中でも暖かくして過ごしましょう。
今回は、今年の私のテーマ"人材育成に関して学び直す"に関わり、『効果的な人材育成のために必要な視点』について意見を述べていきたいと思います。
お付き合いください。
1.きっかけ
昨年からセミナーの案内メールが毎日のように届く『人的資本経営』。
少し勉強するか…と思い、『持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書』(人材版伊藤レポート)なんかを読んでみたところ、中小企業でも大変参考になる考え方が盛り盛り…。
で、人材育成についての理解を深めようという意欲も煽られ、まずは自分なりに『効果的な人材育成』について整理してみようと思ったのであります。
2.視点の抽出にあたって
そもそも私は若い頃はひねくれ者で(今はそうでもない)、人事部(私もその一員…)が実施する人材育成施策の効果に懐疑的でした。
「なんか色々受講させたり、レポート提出させたりするけど、効果あんのかな…」とずっと思っていました。(人事の風上にも置けないヤツだな…💧)
で、最近あらためて「なんでそう思ってたのかな…」と考えてみたところ、次のような(大変身勝手な)理由が浮かんできました。
人材を育成する動機が弱い…
学んだ事を活かす機会がない…
学習も実践も続けられない…
逆にそういう課題を解消すれば、効果的に人材育成を進めることができるのではないかと考えたのです。(まあ、安易…)
3.検討が必要な3つの視点
すなわち効果的な人材育成の検討ポイントは、以下の3つ。
経営戦略との連動
経営戦略を実現するための人材育成戦略を描けているか?
➡︎動機が弱いという課題に対してデザインされた経験
学んだ事を実践する機会を意図的にデザイン出来ているか?
➡︎機会がないという課題に対して個別のフォローと伴走
学習と実践を継続的に個別に支援する仕組みがあるか?
➡︎続かないという課題に対して
このような視点で検討した人材育成であれば、社員は実効感を感じると同時に自身の成長にも繋がることとして積極的に取り組むようになり、より一層推進されるのではないかと思うのです。
もちろん「こんなのは基本的なことだよ」と既に取り組んでいらっしゃるところも多いかと思いますが、私が属してきた中小企業では、現場任せにしたり思いつきの研修をしたりという状況でしたので、そういう会社もまた多いのではないかと…。
4.次回(時期は未定…)
次回以降は、今回抽出した3つの視点それぞれについて私なりの意見を述べていきたいと思います。
次回は、『経営戦略との連動』の予定です。
今日はここまで。
5.参考
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?