はじめに

【算命学とは】
中国において紀元前17世紀頃～紀元前1046年に誕生した、
陰陽説と五行説に歴術(天体の運行を測定して暦を作る方法)的思考
が加わり生まれた一つの思想体系(哲学・哲理)

陰陽説・・・森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から
陽（よう）と陰（いん）の二つのカテゴリに分類する思想。

陰陽説を表す太陰太極図

五行説・・・古代中国に端を発する自然哲学の思想。
万物は火・水・木・金・土（七曜の命令）の5種類の元素からなるという
説である。

五行説

【算命学の思想背景】
算命学は宇宙の不変の真理(大自然の中にある一定の法則)を捉え、
神(大自然そのもの)の意志を把握する事が根源となっています。
※神の意思を知る＝自然(宇宙)の法則を知る

自然の法則(神の意志)を知れば、神の助けが得られ
(自然に添った考え方や生き方をしておけば神が味方する)
自然の法則(神の意志)に逆らえば、自分の身を滅ぼす

この神の意志を個々の人に伝え、活かす事が占いであり、
運命の改良になります。
※神＝自然そのものであり、自然の法則

人を救うのは神ではなく人間(自分)自身であるため、
人間(自分)自身がよく自然を観察して、自然の法則を読み解く努力が必要。
※算命学は思想学・哲学であり宗教なような信仰の対象となる神はいない