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あの日からの贈り物

 先日、NHK BS1スペシャル「あの日からの贈り物~横浜×PL学園“延長17回”から20年」を見ました。松坂世代のひとりとして、見るのを楽しみにしていました。20年前の歴史的な試合となったあの日、自分は実はベスト4の抽選のため、7回くらいからPL学園のベンチ横(階段を下りた辺り)から見ていました。
 同い年のやつらがすごい戦いをしている。7回から延長17回の試合終了まで、見ている自分は時間を感じませんでした。覚えているのは、PLのキャプテン平石と目が合って、頑張れ、と伝えたこと。あとは、横浜の常盤が放った放物線とガッツポーズをしてダイヤモンドを一周するその光景。甲子園が揺れたのを覚えています。

 この番組は、あの試合から20年の選手たちを追いかけます。今でも連絡を取っているやつ、大学野球や社会人野球で戦ったやつ、その後の人生が語られていて、見ている自分は自然と笑顔になっていました。松坂世代=今年38歳。社会人としていい年齢になってきました。プロ野球選手となった松坂世代は数多くいましたが、まだ現役でいるのはほんの一握りになりました。20年・・・。ある意味松坂世代のいろんな人生が交錯する時期なのかもしません。番組では一人一人に、「延長17回からの贈り物」を聞かれます。みんな感じ方は違うのはもちろんのこと、その感情や表現には自分も感動しました。

 自分たちが出場した80回大会の事実上の決勝は「横浜vsPL学園」と言われていました。決勝まで進んだのは私たち京都成章ではありましたが、そう言われていたとしても、何の違和感もありません。それにふさわしい死闘を繰り広げていたのですから。
 延長17回ではなかったですが、自分も松坂と対戦して、あの試合の贈り物は何だったんろうと思いました。多分一言では言い表せません。
 「松坂世代」。。。多分、野球をやっていなかった同級生たちも、自己紹介の時に一度は「松坂世代です。」と言ったことあるんじゃないかなと思います。それくらいインパクトのある年に、松坂世代として野球ができたことを誇りに思います。

 番組に出ていたみんな、本当にいい顔していたな・・・。あの試合を経て、それぞれが歩んだ人生が表情としてよく表れていました。それぞれがそれぞれの場所で頑張っている。その中心にいる松坂が、苦しみながらも這い上がり、今年こうしてプロ野球のマウンドに立っている。その影響を受けている同級生はきっと多いはず。自分も頑張ろう・・・そう思えた番組でした。

再放送が今週放送されるみたいです。見逃した方は是非見てください。
6月15日(金)午後8時~
http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2018-06-15/11/3657/2928088/

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