発達障害(ADHD)向け知識まとめ(対人関係・処世術)

「対人スキル」

発達障害にとっては鬼門ですよね。未だに僕もこれには悩まされること多々ありです。。。

このノートでは、そんな中でもこれをすることによって、少しは状況がマシになったなと思うものを紹介していきます。


会話

まず前提として、会話が噛み合わない原因には「相手に問題がある場合」「自分に問題がある場合」両方があるという事。これを前提に話を進めていきます。

※発達障害に多い、自分が悪いと過剰に思い込むのはあまり良くないです。それで状況が好転するなら良いのですが、大体はその逆。
劣等感→焦り・罪悪感→頭がうまく働かない→劣等感 の負のスパイラルに嵌ってしまいます。

1.相手と自分の前提条件が違っている

どういう事かと言うと、自分と相手で話をする上での土台(そもそもの考え方や目的)が違うという状況。

例えば、

販売促進チームの会議の際、商品1と商品2があったとして、あなたは商品1の販売促進をしたい、でも同僚のAさんは商品2の販売を促進して行きたいといった状況があるとします。

こんな状況では次のような会話になると思います。

自分
「商品1は他社と比べてコストが安く、消費者には受け入れられやすい商品なので、こちらの販売促進をすべきです。」

同僚A
「商品1はコストは安いが、品質が悪い。今の消費者はコストよりも商品の品質を重視します。商品2を押すべきです。」

この二人が話を続けても結論には至らないでしょう。
なぜなら、この二人は
自分:消費者は安い商品を求めている
同僚A:消費者は品質を求めている
という異なった前提を元に話をしているからです。

ですので、この二人がまずすべき事は
「消費者が求めているものは何なのか」
と言う前提を検討し、共通の前提を作る事です。

基本的に世の中自分が普通だと思っている人が多いので前提の確認という作業は、まぁ相手からやってくれるくれることはないです。自分から「ちょっと待ってください」と言って切り出しましょう。

2. そもそも会話の前から敵意を持たれてしまっている状況

このケースは正直厳しいです。何を言っても裏目に出てしまうことが多いでしょう。謝ろうと思っても、そもそも何が原因で敵意を持っているのかをキチンと表明してくれるような人もまぁいません。

日頃から良いことをしておいてポイントを稼いでおくことが肝要です。良いことをしたり頑張ろうとしている姿を分かりやすくアピールすることで、何かミス等があっても「頑張ってるんだし、まぁ大目に見てやるか。。。」と思ってもらえる場面は多々あります。(とはいえこれはあくまで補助的なもので、これをあてにしていつまでも仕事できないとアウトです)


※自分が上司等に(仮に)なった場合
部下の失敗を指導する際、
「何で~~したの?」よりは
一緒に理由を考えたいから経緯を教えてくれない?分かる範囲で構わないから」等の聞き方がベターです。
責める意図はない事をアピール。








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