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もしも将来、子供が死にたいって言い出したら、親に出来る事ってなんだろう?

平成30年9月9日の午前9時・・・

母親より、明らかに僕に似た顔で生まれてきた長男。
泣き声が産院のどの子よりも高くて、
特徴的だったからすぐ我が子ってわかった。

この子はどんな大人になるのかなぁ・・・。

友達がいっぱいで、笑っててくれると良いなぁ・・・。

令和2年10月23日の13時に生まれた次男。

長男とは対照的に妻に明らかに似ている顔。

長男よりも低い声で泣く、長男の時と感想なんて大きく変わらない。

笑顔いっぱいで友達に囲まれて生きていって欲しい。

そして記憶に新しい令和4年11月10日夜の9時。

長女が生まれた。長男の時のような僕に似た感じの顔。
そして、何よりも女の子という衝撃・・・未知な喜び。

とはいえ、感想は特に変わらず・・・

人に囲まれ、笑顔で、素敵に生きて欲しい。

日々、色んな人の色んな人生と向き合わせてもらってます。

その中で折を見て話させていただいてる事でもありますが、
子を持つ親として、最初に感じた事、原点とも言えるシンプルな思考は、

悩みの只中にいる、皆さんの状態と全く以て交わる気がしない。

しかし、これは事実として、

みんな

始まりは似たようなもんで、
そんな感じで生まれてきたんですよね。

その後に虐待があろうが、なんであろうが、
10ヵ月と数日の間、母親のお腹の中で父親の存在を感じたり色々しつつ、
誕生の日のその時間にしっかりと自身の意思で人生を開始すべく
多くの人の手を借り、また想いに囲まれて、生まれてきたんです。

アブラハム・マズローの欲求階層説の中で語られていますが、
その後、欲求の移り変わりと共に、課題が切り替わっていき、
失敗、挫折、絶望、諦め・・・それでも試し、成功し、身につけ・・・
今の自分が出来上がって来ただけであって、

始まりはみんな似たようなもの。

親の影響だけじゃなくて、様々な影響も受けて大きくなっていく中で、
もしも我が子がこの後の人生、大きな挫折感から死を語るようになったら、
僕は親としてどう向き合うだろうか・・・。

一体、どこでそんな風になってしまったのか、考えるかもしれない。

自分が毎日、神棚に手を合わせながら、自問自答している対応の
ひとつでも持ってきて、あれのせいか?あの時のあれは良くなったか?
なんて自分の内省を深めていくかもしれない。

人生の様々な選択を振り返り、あの時、ああしてあげられてれば・・・
なんて取り戻せない過去を悔んだりするのかもしれない。

でも僕はわかってる。

その全ての内省が別段、あなたの為になっていない事を。

最も大切なのは、如何なる状況がやってきたとしても、
親子の関係性が壊れていない事なんだろうと思う。

何故、死にたい状況にあるのかを聴ける関係性。
話したいと思える存在であり続ける事なんだろうと思う。

無論、それも親の理想でしかないから、
精一杯ベストと思える事を親の方で勝手にして、
子供がそれをどう受け止めてくれるかも含めて、
任せるしかないんだけどね。


どうしても願い、気持ちは入っちゃうね、
欲深いんだよねパパは。


友達に囲まれて・・・囲まれていなくても良いかもしれないけど、
人に恵まれ、孤独ではない人生を送ってて欲しい・・・。
孤独でも、とにかく生きていてくれればいい・・・、
そうとも言えるかもしれないけど、

やっぱり、ホームレス時代にパパが感じていた強烈な孤独の恐怖は
愛する我が子であるあなたには感じてほしくない。

そう思ってしまうよ・・・。
勝手だよね。


あなたがもしも死にたい・・・って言い出す時が来たら、
僕はその後の人生の全てをかけて、
生きてて良かった!って言わせようと思う。

ララホームの仲間達にそう言ってもらえて来たように・・・

あなたにもきっとそう言ってもらえると信じて・・・
全力であなたの傷を埋める努力をするよ。

それさえも親の自己満足なんだろうけど・・・

良いんだ。

世界で親だけになったって、
あなたが生きていてくれる事を全力で望んでいる人間がいたって事を
あなたのどっかに刻み込んで親の本懐とし、死んでやるんだ。

カウンセラーらしからぬ文章に見えました?

うん。そりゃそう。僕も人間。

普段、課題の分離やらアンガーマネジメントも含め、
語り、伝え、実践し、見せ・・・ってやっていますが、
そんなもんは究極言えば、表層心理上のお話。

深いところ深いところ深いところには
めちゃくちゃ型を外したような何かが存在する。

僕が普段、仲間達と触れ合ってる時にしている事って、
型を知った上で、型を外して向き合うような事だと思っています。

我が子にもそうしていける事が一番良いんだろうと・・・。

信じて、日々、反省反省・・・。


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