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綺麗事だらけの子育て術!④親の背中を見てない時もある!

子育てを行っていく上で、昭和の古い教育で言えば、
親は親として、子供はあくまでも未熟な存在で・・・
ゼロから何かを育んでいくような感覚で全てを教えていく。

学校教育では教師が中心となり、
教科書を詰め込み、テストなどの点数を
その子供自身の評価の大きな基準としていた。

まるでプログラミングされるような教育は家庭でも継続され、
「男たるもの!!!」や「女の子らしく!!!」なんてのは
当然の如く語られるものになっていました。

親父の威厳。

母の愛。

それが通常のどの家庭にも見られるものだったようです。
親父は台所に立たず・・・それは僕の実家にもあった光景でしたが、
その背中から、男とはこうあるべきだ!と学んでいく子供達が
昭和の時代は溢れたのかもしれません。

令和である現代の教育の中で、親がどんな姿を子供に見せるのか???

その重要性は割と頻繁に語られています。

なので、意識されてる方もかなりいらっしゃると思うんです。

が、それだけが全てじゃないよ!というのが今回のテーマ。

綺麗事だらけの子育て術!①肯定しててもマイナス思考は勝手に生まれる!

綺麗事だらけの子育て術!②親が教えずとも悪口雑言は勝手に学ぶ!

綺麗事だらけの子育て術!
実際、心理職の人間が子育てをしながら実感した10の事。

④親の背中を見てない時もある!


これはあくまでも親側のアンガーマネジメントやストレスマネジメントに
繋がる様なお話になってきます。

最初に言っておきますが、

親の背中の見せ方はとても大事です。

親父が威厳を出していた姿から、子供も【威厳】というより
その【姿勢】を試すんです。真似する事で親との愛着を学んだり、
周りとのコミュニケーションの取り方を学ぶんです。

結果的に母親に強く当たったり、女性全般よりも偉い様な・・・
そんな【威厳じみた】態度で過ごす子供になってしまう・・・。

ただそれだけなんです、あくまでも結果。

じゃあ、

親の背中の見せ方は意識すべき!

なんですが・・・

理解していただきたいのは

それだけではない!

って事なんです。

日々、子供達が触れるものは親以外のものでも沢山あるんです。

好奇心や学びの姿勢が強い子供達ですからありとあらゆるものから
何かを学ぼうと必死なんです。

なので、

親が取ってる姿勢とは別の事もやります。

我が家で言えば、僕は片付けや掃除が大好きで進んでそれをやりますが、
子供は僕の背中を見ているはずですが、散らかしまくります。
掃除や片付けはやる時はやりますが、基本的にはあまりやりません。

そこで、親が躍起になって自分のやってる事を見ろ!
という気持ちになっていってもストレスを感じるだけになってしまいます。

子供も複雑な心理を持っています。
発達段階におけるその都度、経験すべきことがあるんです。

例えば、

散らかしまくる事にも意味があるんです。

親にとっては、おもちゃはこうやって遊ぶもの!ですが、
子供にとっては、そのおもちゃとあのおもちゃを組み合わせたら
TVで見たあれになるんじゃないか?って試していたりするんです。
(創造、発想力を磨く行動です。)

ペンで落書きしまくることだって、自身の好奇心に任せて動く事で
自発性や発想力、こうすると何が起こるのかを確かめていたりするんです。

そこにおいて、

片付け好きな親が自分の欲求と教育を混同させて
注意や矯正を続けていると、大切に育まれるべきものが育まれません。

親の背中は見ています。

確かに見ていて、学ぶところは学ぶでしょう。
学んでほしくないところも含めて全て見ているんです。

が、

それに間違いなく子供が応えてくれるとは限らないって事です。

理解し、大きな器で捉えてあげる努力が親側に必要なんです。

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