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精神疾患、不登校や引きこもりを経験したから出来るお仕事ってあるよね!

精神疾患で良かった!全ての人がそう言えるようになったら素敵な社会!

精神疾患になって良かった!そう言い切れるかどうかは、結局さ・・・!
このふたつで語ったような事と深いところで結びつくようなお話。

昨日、合理的配慮をしてくださってる企業さんで働く仲間のお話になった。

これはあくまでも僕の考え方であり、
合理的配慮を批判するものだったり、アンチなお話ではありませんが・・・

例えば、

食べたいものはあるけど、それが口から出せず、
別の食べ物を与えてしまうと癇癪を起し、
暴れてしまう人がいたとしましょう。

無論、それを理解し、食事の時は癇癪を起すものと判断し、
少々隔離されたところで食事の提供をする。
食べたいものに当たるまで、様々な食事を提供し続ける。

これが合理的配慮だとして・・・

その支援にかかるコストも含め、労力も多大なものになってしまうのは
誤魔化しようのない事実であり、そこは国も認めている。

日本の考える障がい差別の解消。内閣府が説明会してくれたよ。浅いっ!
合理的配慮の義務の範囲から外していい・・・と。

でもね。

企業は人なんだよね。

働く側も人なら、人と人のやりとり・・・

しっかりとした話し合いの上で、結局は頑張ろうとしてくれたりするのさ。

上記の通りのコストや負担があったとしても
出来る限りはやろうとしてくれる。

そういう企業さんだって実際はいるのさ。

素敵だなぁ・・・
障がい者の雇用に力を入れる企業さん。
理解ある企業さん。世の中とっても良くなったね!

そういう話に落ち着けるのも事実ではありますが、
そういう話では何だかモヤッとするところがどうもぬぐえない。

色々な方向から語れるところですが、

今日はシンプルに・・・

雇用されてる側はそれで良いの???

と問いたい。

ありがたいなぁ・・・自分の事を理解してくれて・・・
凄く配慮してくれて、働きやすいよ☆ありがとう☆

って言葉で済めばいいですが、

精神面の事や目に見えない何か、理解が難しい何かにおいては
企業側の器がただただ試されていく。

都度、話し合いが行われ、企業側の器をはみ出す何かになった時に
泣く泣く、企業側も言わざるを得なくなる・・・。

僕の知ってる事例だと、接客業で客にキレるという行為を
1度、2度、3度繰り返してもフォローしていたが、
勤務態度の悪さも相まって、
企業側が謝罪の上、契約解除の話になったなんてのもある。

企業側が申し訳なさを抱える・・・?

何故???

僕はララホームで常々伝えている事がある。

それは当事者サイドの努力だ。

合理的配慮があるから大丈夫!なんて思考に絶対にならない
強い自分自身の課題、問題と向き合う意思だ。

何度も話してる、僕の理想の世界の話になってしまいますが・・・
別にそこへの強い拘りを押し付けたい訳ではなく、
あまりに違和感を感じてならない時があるから・・・
そういう考えを持ってしまう。

不登校や引きこもりだってそう。

精神疾患、障がいだってそう。

是非!うちで働いてください!!!

そう言いたくなるのはどんな人?

って話。

〇〇は苦手で出来ません。あ、あと、▽▽だと◇◇になっちゃうんで、
▽▽はさせないでください。◇◇になった時は早退可能でしょうか?

なんてルールが沢山あって、対応を強いられる人より、

〇〇は苦手で仕事出来なかった時期があったんですけど、
意外なもんで・・・出来る様になるもんなんですね~!!
▽▽で◇◇になっちゃってたんですけど、
それも今は解消に向かって努力の真っ最中です!
この経験も含めて、多くの人に伝えて行きたいと思っています!!!

そんな風に言えちゃってる人ですよね?

そんな風に言えちゃってる人になる努力は必要だと僕は思うんです。

勿論、僕の専門は精神なので・・・
そこに特化したお話しにはなってしまいますが、

昨日の外部からのお客様にもお話ししましたが、

内観し、課題問題と向き合い続けた人の素晴らしさは
単純な言葉で語れない。

健常障がいを超えた素晴らしい魅力があるんです。

そうなろうとする努力は他者にしてもらうものではないよね。

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