【介護事業の経営を考える】5期分の貸借対照表を分析してみよう!!
こんばんは。yoshiです。
10月3日(土)に弊社でセミナーを開催します。ご興味のある方は是非ご参加ください。
10月3日(土)のセミナーで用いる仮想訪問会社の経営状況を7月31日から4週間続けて投稿してきました。
本日5週目は、この会社の5期分の貸借対照表をお見せしたいと思います。
まず1期目
続いて2期目
3期目
4期目
5期目
いかがでしょうか?
1期目から2期目にかけて会社の資産は増えています。
ですので会社の規模は大きくなっていることが伺えます。
しかし、借入金(右上)が増え、累積利益はマイナスが増えています。
貸借対照表の右側はお金の調達方法を表しておりますので、この会社は自社の利益で会社を大きくしたのではなく、借入金によって会社を大きくしていることが伺えます。
そして、資産の部の現金2,992,000円に対して、負債合計は2,600,000円となっているため、少し不安な状況ともいえます。
詳しくは↓こちらを読んでみてください。
ここでワンポイントアドバイスです。
2期目以降、右上に「役員借入金」という項目があります。
この「役員借入金」は「経営者が会社にお金を貸している」ということを意味しています。
ですので、金融機関はこの「役員借入金」は「他人資本」として扱わず、「自己資本」としてみていることが多いようです。
続いて、3期目と4期目を見てみましょう。
この会社は何があったのでしょうか??
利益のマイナスが4期連続増えています(右下 利益)。ということは、4期連続赤字の会社ということになります。
2期目から3期目にかけて減っていた長期借入金(1,600,000円→400,000円)も、3期目から4期目にかけては増えています(400,000円→1,700,000円)。
3期目から4期目にかけて現金は増えていますが、これは自社の利益によって増えたのではなく長期借入金の増額により増えたことが分かります。
さて、この会社は2期目から4期目にかけて発展したといえますでしょうか?
将来性はどうでしょうか?
おそらく、4期目までの決算書を見る限り、将来性は乏しいと考えるのではないでしょうか?
しかし、5期目の決算書を見てください!!
一気に状況が変わったことが伺えます。
4期目までの決算書では「将来性がない会社かな?」と判断したくなりますが、5期目の決算書をみると「将来性があるかも!?」となります。
ここで、「将来性がある!!」とならずに「将来性があるかも!?」となったのは、利益を出したのは5期目の1期だけだからです。
貸借対照表は会社の健康診断書ですので、1回だけいい結果が出たのは健康診断前の1週間禁酒したり、甘いものを控えただけかもしれませんから。
怪しいと思われるかもしれませんね(笑)
ですので、この会社は6期目がとても大切になってきます。
ということで、セミナー「ステップ2」では、この会社の経営計画を立ててみます!
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セミナー開催日が決まりました!!
10月3日(土)に山陽魚住駅近郊の事業所で開催します♪8月24日から参加者の募集を行います♪
このnoteでは表面をさらっと綴っているだけです(^_^)
初回はこのnoteに綴ってあること,+αの導入編です。
弊社FBページとこのnoteのフォロワーは無料招待を考えています。
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その後は発展編として、有料で決算書の見方、労務管理、人事制度、マーケティング等々を予定しております。
皆さんの職場で行って欲しい場合は、日程調整をして伺います。
有意義なセミナーにするために、こちらからの発信だけでなく、参加者の皆さんとの対話による構成を考えています。
その日限りや、行動に移さないと、あまり意味がありません。
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