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日本人で初めて偉業を成し遂げた音楽プロデューサーTRILL DYNASTYがスゴい

つい先日の話になるが、音楽シーンでものすごい快挙を成し遂げた日本人がいる。
日本人音楽プロデューサーとして初めて全米ビルボード1位を獲得したTRILL DYNASTY(トリル•ダイナスティ)さんだ。

ラッパー Lil Durkが2020年9月にリリースした楽曲「The Voice」をプロデュース。
日本人初というところも、もちろんすごいのだが、僕自身もっと衝撃を受けたのは全米ビルボード1位を獲得するまでの彼の経緯である。

元々DJでHipHop系のMixを作っては、様々なイベントでパフォーマンスをしていたのTRILLさん。
そこからしっくり来なかった時に仲間からの後押しで楽曲制作に集中し始めたのだが、彼はプロの音楽プロデューサーを生業とするにではなく、会社員として勤めながら、国内外のアーティストに楽曲提供などをしているのだ。

(※7月末には惜しくも退社して、音楽一本で活動をしているそうです。)
たまたまた見た番組のほんとに僅かな時間のインタビューでしかなかったが衝撃だった。

平日は仕事終わりから明け方まで楽曲制作をする生活。
自宅のスタジオにあるMIDIキーボードには、音符が読めないからと振られた音符のシール。
楽曲制作を始めた頃は、小学3年生とピアノレッスンを受けたり、毎日SNSからたくさんのプロデューサーに片っ端からアプローチをかけて自分を発信、アピールする継続力。

こちらのインタビュー動画でも彼がこう発言しています。

『一人で作曲して一人でプロモーションするのには限界がある。だからどうしたかと言うと僕の好きなアーティストをプロデュースしてる人間と一緒に作曲してを巻き込んでいった』

さらに

『SNSのダイレクトメッセージ (DM)を活用して連絡を取っていたが最初はほとんど返事が来なかった。恐らく小手先だけで魂がこもってなかった。』

『DMっていうのはあくまで今の時代にある手段であるが、人と人が仕事をする限り魂を通わせなければいけない。』

と本人は語るが、実は英語も全くできずGoogle 翻訳にかけてやり取りをしたのだという。

影の努力をここまでしてようやく辿り着く”スタート地点”
やっぱりすごい。ガッツがすごい。

活動母体であるyosemicでも多くの表現者達が毎月下北沢で催されるOpen Micイベントで自分を自由に表現しているが、Trillさんを調べていくうちに、Open Micをきっかけに、より自分が求める表現者になって欲しい、と思った。
だって、仕事をしながらでも自分の表現が評価されることを証明してくれたのだから。(ものすごく努力してるのはもちろん大前提ですけど!)

改めて今この時代において、いつでも誰にでもチャンスが転がっていて、世界にいつでもアクセスができる恵まれている環境。
活かすも殺すも自分次第だなと思いました。(クサイ!!)

日本人として今後の彼の活躍も期待です!
それではまた!


#マイキーのコラム
この記事を書いた人:mikey


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