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仕事って、なかなか「めでたし、めでたし」にならないものなんだ

誰もやっていなかったからはじめた

ブログサイト『協会のはじめて』を書いたのは、2016年の1月1日から。 最初のブログは、除夜の鐘を聞きながら書いたのでした。 

前年の春くらいにはすでに構想があったのですが、重い腰が上がらず、言い訳を繰り返し先延ばしにして、 ついに観念して、元旦に書く決心をしたのでした。

そもそも書くに至った理由は、当時、協会に関する情報がぜんぜんとれなかったから。 

協会のことを専門に教えはじめていて、僕自身がそういうサイトがあったらいいな
と思ったから。

そのときにはすでに協会ビジネスの書籍は出ていましたが、それは僕の定義する
美しい協会とは言えないので、まだない協会専門家による協会のウェブサイトをつくろうと思ったのでした。

それで、協会についてのあれこれがウェブにぜんぜんなかったので、協会のブログがあれば、それをバイブルとしてみんなが協会をつくることができるだろう、と思いました。 そういうお手本になる協会のサイトはきっと喜ばれるだろう、と考えたのでした。

じゃあ、それは誰が書くのか。 

僕が書くしかないか、と。

そういう経緯でした。

美しい協会が 美しい社会をつくる

僕のミッションは、「美しい協会が 美しい社会をつくる」です。

なので、協会の教科書になるものをつくれば、多くの人はそれを読んで
自分でつくれるだろう、と。

そのなかで、自分ひとりではつくれないと思う人が一定数いるだろう、と。

「その人をサポートしよう。僕を頼りにしている人がいたら、その人の応援ができればいい」。

そのように考えたのでした。

僕がみんな書いてしまったから

一昨年まで、そういう人には、おもに、『講座』という形でお伝えしていました。 まだ協会に関しての情報がなかった時代だったので、そういう需要がありました。

でも去年あたりにはもう、情報提供だけのサービスは必要とされませんでした。 
なぜならば、僕が全部言ってしまっているので。

わざわざ高額の受講料を払ってまで情報をとりたいとは、 誰も考えなくなったのでした。

講座の集客をしていればいい、とはいかなくなったのです。じゃあこれで、「めでたし、めでたし」とはいかなかったのです。

問題が出てきた

そこには問題もありました。

たとえば、協会のことをよく知らないビジネス・コンサルタントが、本当のようウソを教えたり。 (当人はウソを教えているつもりはぜんぜんないでしょうが)

ビジネス・パーソンが、協会のつくり方や運営の仕方を感覚でやってしまうので、本質を誤っていたりしたり。

さらには、昨年からつづくコロナ禍で、リモート・コミュニケーションと協会コミュニティをうまくアジャストできなかったり。

その結果、協会をつくりたいと考える人が少なくなってしまったのです。

これには、半分は僕に責任があると考えています。 

心の時代

今は心の時代。 「美しい協会」という本質は、これからさらに求められるスタイルになります。

優しいコミュニティ、SDGs、社会起業家、復業、ライフワークなどなど、

世の中のトレンドが、僕が理想に掲げている「美しい協会」で実現可能です。

美しい社会をつくろうとする理念が、美しい協会でおさめることができるのです。

だから、これまでとは違った協会の伝え方が求められているのだと思うのです。

協会という要素を入れる

これからのビジネスモデルのあり方というよりも、ビジネスの本質として、
“協会”の要素を加えたほうがいいです。

これはポジション・トークではなく、これからのあり方として、とても大事なコンセプトになるのでよく考えながら読んでください。

協会の要素とは、自分や自社の強みを生かして社会を変えていく活動のことです。

自分の強みとは

自分の強みは、「自分らしさ」とも言えます。 もう少しビジネス的に言えば、 「世の中への約束事」になります。

それは、「世の中をこう変えたい!」というビジョンを掲げた真の意味での理念経営です。

協会はなおのこと、これからの企業は、みんなから応援させる存在でないと見向きもされなくなります。

利益追求が第一優先の企業のあり方では、これからは成り立ちにくくなります。

ましてや協会は、世の中を良くする活動をする。

それはスタッフや会員さんと共有する。それが真ん中にあるのがあり方です。

理念のなかに理事長の年収が2千万円とか掲げられているあり方というのは、ちょっとどうかしています。まったくあっていない。

念のため、誤解ないように言っておきますが、企業であれ、協会であれ、大いに利益は出したほうがいいです。

大事なことは、最優先事項がどのように世の中に貢献し、どのような社会をつくっていくのかというメッセージが、しっかりみんなに伝わっていることにあるかどうかです。

たくさん利益を出して、それを世の中に還元する流れをつくることです。


話を戻します。 

これからのビジネスは、広義の意味での「環境を守る」というメッセージが必要です。「サスティナブル」と考えてもいいです。

これらはメインテーマにするのではなく、必ずそういうメッセージを散りばめておくことが大事です。サービスや仕組みの中に入れ込んでください。

自分の利益だけとかでなく、自分の好きなことだけとかでなく、そのような意味づけをして、そのメッセージを仲間や顧客とちゃんと共有していることが大事です。

サスティナブルなメッセージを共有する

おそらく、 このnoteの記事を熱心に読んでいるあなたも、そういった意識が高いと思います。

けれども、多くの会社のサービスにせよ、多くの協会の講座にせよ、これらをどのように組み込んで馴染ませ、発信していくのかをよくわからずにいるということがあると思います。

それだと、もったいない。 

こういうことって、なかなかビジネスやマーケティングのセミナーでは教えてくれない。直接的な収益の話にならないので、後回しにされてしまい、話されない。

でもコミュニティを育むには、とてもとても大事なポイントなのです。

自分にどういうことができるか、考えてみてください。

 

 



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