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転職時に2ヶ月休む方法

こんにちは、よさそう®です。

少し前に書いた「転職時に2ヶ月休むススメ」に、私の書いたnoteのなかで一番「いいね!」をいただきまして、誠にありがとうございます。
多くの方にお役に立ててよかったです。

それで知人からこんな質問をいただきました。

どうやって、2ヶ月休むの?

そうですよね、勧められてもHowがわからなければ、行動しづらいですものね。

ということで、今回はゴールデンウィーク企画(なんのこっちゃ)として、2ヶ月休むために私が実践していることをお伝えします。みなさんが長いお休みをとれる一助となれば幸いです。

普段からの準備

いつでも転職するつもりではないのですが、いざ転職となるときに向けて、普段からの準備がとても大切です。

これを怠っていると、せっかくの機会に長く休めなくなってしまいます。ということで準備です。

業務を仕分ける

まずあなたが持っている仕事を仕分けしていきます。2つの軸で4つに分けてみましょう。

1つ目の軸は「それはあなたでなければできないのか?」。もう1つの軸は「その仕事で使うスキルは社外でも通用するのか?

これにより仕事はざっくり4つに分けられます。

  1. みんなができて、社外で通用するスキルが必要

  2. みんなができて、社内でしか通用しないスキルが必要

  3. 私だけができて、社外で通用するスキルが必要

  4. 私だけができて、社内でしか通用しないスキルが必要

「社外で通用するスキル」という軸が大切なのは、それがポータブルスキルを要するのか否かを判断するためです。

その会社特有の業務ルールやパワーバランスなどによる仕事の運び方は、一歩外に出たらまるで不要となります。そんなものを習得するのは時間がもったいないです。

私自身はポータブルスキルが不要な仕事はどんどん自分から切り離していきます。

ということで、まずは2、1の順で在職中から自分から仕事を切り離していきます。ただし「1.みんなができて、社外で通用するスキルが必要」はあなたの次のキャリアに関わったり、やっていて楽しい場合には、手元に残しつつ、次の「属人化しないようにする」へ進みましょう。

属人化しないようにする

転職時に大切なのは、立つ鳥跡を濁さずに尽きます。転職後もその会社にお客さんとして取引先として、同じ業界の情報交換相手としてお世話になる可能性があります。世の中せまいもので、なにかしでかすとわるい噂ほど広まりやすいものです。

なので辞める時の引き継ぎは、引き継がれる人が困らないように最善の対応をすべきと考えます。

そのためにも、普段からできる限り引き継ぐべき業務を減らしておくことが大切です。

上の4分類のうち「2.みんなができて、社内でしか通用しないスキルが必要」は、なにか理由をつけて誰かにすぐに渡せば済みます。

問題は1,3,4に属する業務です。

属人化している業務は、業務マニュアルを作る

兎にも角にも、なんとかして業務マニュアルまたは進行手順書を作れるくらいに仕事を分解していきます。

まず「1.みんなができて、社外で通用するスキルが必要」は、スキルセットが異なるだけで「2.みんなができて、社内でしか通用しないスキルが必要」と同じなので、業務マニュアルを作っておいて、転職先が見つかりそうだったり、そのスキルセットを磨く必要がなくなってきたら、誰かに渡していけばいいです。

「3.私だけができて、社外で通用するスキルが必要」は、定常業務なのか一時的だったりプロジェクト単位で行うのかにより、立ち振舞が変わります。定常業務であれば、「私だけ」をなんとかして「みんなで」できるようにしていきます。
たとえば一人でできなくても、必要なスキルセットを整理して、プロジェクト進行に必要な人はこういう人です、という人物像を整理します。

「4.私だけができて、社内でしか通用しないスキルが必要」はあまりない業務かもしれません。
でももし存在していたら、「3.私だけができて、社外で通用するスキルが必要」と同様に「私だけができる」を要素分解していきます。こちらの場合は、「社内でしか通用しないスキル」なので具体的に誰が向いているといったところまで書き下しておけるといいと思います。

それから3,4に共通する準備として、ときどきプロジェクト型の仕事として、社内の人を巻き込んで仕事をしておくのをおすすめします。こうすることで、その仕事に興味を持ち部署異動を求めてくる人がいたり、一度経験したということで後に引き継ぐことになったときに引き継ぎやすい環境を作れます。

休みやすい環境を作る

職場環境に依存するかもしれませんが、転職に向けて徐々に有給取得を増やしていくといいです。
あまり休まない人だと、転職時に長く休むかも、という思ってもらえない可能性があります。最後まできっちり働くと一方的に期待されるのは避けたいので、普段から積極的に休んでいきましょう。

ただし、転職時に長く休むために、できれは20日間くらいの有給休暇は残しておきましょう。できれば30日くらいが望ましいです。

転職時

さて、転職が決まりそうな雰囲気を醸し出してきたら、2ヶ月間休むための布石を打っていきます。

端的に言えば「いかに早く現職の有給消化に入り、いかに次の転職先の入社日を伸ばせるか?」に尽きます。

これまでの布石は、すべてこのときのためにあるといっても過言ではありません。

現在の勤務先での立ち回り

転職が決まったら、いち早く退職願をもって上長と面談しましょう。そのときまでに自分の条件をまとめておきます。

具体的には何月何日付で辞めるから、有給消化はいつから開始したい。そのための引き継ぎ計画を作っておくことが大事です。

このとき「有給消化はいつから開始したい」は、本当に有給消化開始したい日よりも1週間くらい手前にしておくことをおすすめします。そうすると結果的に1週間有給とれなくなりますが、会社としてはあなたに譲歩してもらったと思ってくれるからです。また「有給残させてしまった」というライトな罪悪感ももってもらえるので、その後のさまざまな退職交渉がしやすくなります。
それから退職日は業務規程に則って設定しておくことも大切です。(後を濁さないために)

ここまでに業務マニュアルをしっかり作っておけば、引き継ぎはそんなに面倒じゃないと思います。そのためにも業務マニュアルは基本「読めばわかる」まで作り込んでおきましょう。可能であれば電化製品の取扱説明書くらいにまで作り込めるといいと思います。

転職先との交渉

転職先とは入社後に関わる仕事をきちんと確認し、それを達成するために「いつまでなら入社を待ってもらえるか?」をしっかり確認しましょう。

それでできるかぎり入社日を伸ばします。
ただし伸ばしすぎると「あの人やる気あるの?」といきなり印象が悪くなるので、「待ってもらえる入社日のちょい手前」くらいで入社日が設定できると、譲歩した感が醸し出せていいんじゃないかしら、と思います。

無職期間の社会保障もわすれずに

残りの有給休暇日数によっては、無職になる期間が発生するかもしれません。その場合は1ヶ月間だけでも国民健康保険と国民年金に入っておきましょう。

もしくは前職の健康保険組合の仕組みを調べて、1ヶ月間だけ実費となりますが延長しておきましょう。旅行中にケガや病気して10割負担はとてもきついので。

ということで、今回は「転職時に2ヶ月休む方法」を書いてみました。もう少し書き足りないこともあり、整理できたらまた書き足してみようと思います。
これから転職しようとしているかたに少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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それでは、また!

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