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SQLのススメ

こんにちは、よさそう®です。

かれこれデータ分析の世界に関わって30年くらいになります。最初の頃に教わって今でも使い続けられているのはSQLです。

でもデータ分析やソフトウェア開発に携わらない人にとってSQLはちょっと敬遠されがちです。

マイクロソフトのAccessでも使えますし、最近ではマーケティング系のソフトウェアでもSQLが書けると条件設定の幅が広がったりと便利なことこの上ないです。

もしかしたら食わず嫌いのかたも多いのかもと思ったので、SQLについて書いて見ます。

SQLってなに?

Structured Query Languageの略でSQLです。構造化問い合わせ言語と読んでいたのが懐かしいです。

構造化問い合わせ言語の名の通り、問い合わせを構造化できるプログラミング言語です。

で、なにに問い合わせるのかというと、それがデータベースのなかにある表、すなわちテーブルです。

つまりデータベースの中にあるテーブルに対する問い合わせを構造化したプログラミング言語で実行する、というものになります。

難しいんじゃないの?

いろいろとプログラミング言語を身に着けましたが、SQLが一番簡単です。
なぜなら命令が言葉に近い表現だからです。

問い合わせ先のテーブルをExcelなどの表だと置き換えて考えてみるととっつきやすいです。

Excelのシートがテーブル、列がフィールドと考えると、捉えやすくなると思います。たとえば「名簿というテーブルから、名前と住所をとってくる」をSQLで表現すると「SELECT 名前,住所 FROM 名簿」です。

SELECTは「選択する」、「FROM」は「〜から」だから「名簿テーブルから、名前と住所を選択する」となります。
ちょっと英単語がわかれば、いいたいことは伝わると思います。

なにを覚えればいいの?

テーブルのデータを見に行くならば「SELECT」を覚えれば十分です。
そしてSELECTには、条件をつけることができます。

たとえば、さきほどの「名簿というテーブルから、名前と住所をとってくる」に「年齢が20歳以上」という条件を加えるならば、「WHERE句」を付け加えて「SELECT 名前,住所 FROM 名簿 WHERE 年齢 >= 20」と書きます。

「WHERE 年齢 >= 20」で「年齢が20以上のデータ」を絞り込み条件にしています。

ということで、ひとまずSELECT FROM WHEREを覚えれば、データを取り出すことができます。

SELECT権限だけ与えてもらって、恐れず使ってみる

「SQLは理解できるんだけどデータを壊さないか怖くて使えない」といった話を聞くときがあります。けっこうおっかなびっくりな感じの人も多いようですが、SELECT権限しか与えられていなかったら、データベースが壊れることや不意に削除したりすることはありません。

なので「SELECT権限だけください!」とデータベースを管理している人に言えばいいと思います。

ほかにも「個人情報の漏洩が。。。」といったお悩みがある場合は、「個人情報を排除したVIEWを作って、それだけが見られる権限をください!」とお願いすればいいのです。

SQLは使い慣れると、もう以前の状態には戻れないと思います。ご自身で自由に条件をつけてフィルタリングできると、いままで見えてこなかったことが見えてきます。デジタルマーケターとして一歩どころか数十歩くらい成長できるので、ぜひトライしてほしいです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また!

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