パンみみ日記「あなたみたいな文章が書きたい」
日々のできごとをかき集めました。パン屋に置いてある、パンの耳の袋のように。日常のきれはしを、まとめてどうぞ。5個くらいたまったら店頭に置きます。
6月2日(日)
「うたごえ喫茶タカハシ」というトーク&歌イベントへ。ぼくの大好きなnoterである長瀬まぐまさんが出演するのだ!
2年ほど前から文章を楽しませていただいていたので、一眼見れることにドキドキしながら会場へ。
トークイベントが始まり、長瀬さんが姿を見せる。この素敵なお姉様から、あのリズムよく何度も笑わせてくれる文章が生まれているのか…! と胸がパチパチと音を立てる。
トークでも長瀬さんのユーモアとワードセンスが光っていて、何度もくすりとしてしまった。テーマは「北海道から東京に来て思ったこと」。
「モコモコのブーツとか『雪あるのになんで(笑)』と意味がわからなかったけど、東京に来て初めてオシャレのためにブーツを履きました」
「北海道の三笠市にあった『つぼ八』の貼り紙に『三笠市唯一のチェーン店です。都会の味をお楽しみください』と書いてあるんですよ」
というエピソードに特に笑った。他の出演者の方々のトークと生歌も楽しませてもらい、イベントは終了。
勇気を振り絞り、スタスタと長瀬さんのところへ。「noteフォローしてます!」を皮切りに、伝えたかった言葉を並べていく。
「ゾロメ日記いつも読んでます」「Podcastも聴いてます」「今日は長瀬さんに会いに来ました」「同じタイミングで北海道から東京に来たので一方的に親近感を抱いています」「写真に出てた車はライジングサンの記事で泥を浴びて頬を赤らめたミライースですよね?」
前のめりすぎる。手持ちの推しコメントをモンスターボールのように投げつけてしまった。引かれてもおかしくない。けれど長瀬さんは「ほんとにぃ〜!?」とケラケラ笑ってくれていた。とっても嬉しい。いい人だ。
伝えたいことを放出して満足したので、会場を後にする。
長瀬さんの文章がとても好きだ。頭を塞ぎたくなるようなハプニングも、ふと俯瞰的に捉え、ツッコミどころを見つけて、ユーモアという調味料でおいしく料理をしてしまう。
このパンみみ日記だって、長瀬さんのゾロメ日記の影響をめちゃくちゃ受けている(全く近づけていないけれど)。
北海道に住んでいるとき「近くにこんなに面白い文章を書く人がいる!」とワクワクしていた。それから2年後、東京で会えてるんだから不思議なもんだ。
またひとつ、noteを続けるエネルギーがチャージされた。あなたみたいに、人をくすりとさせて、文字が持つパワーをあらためて感じさせてくれるような文章を書きたいんです。
【長瀬まぐまさんの特に好きな記事】
6月4日(火)
仕事終わりにテニスへ。更衣室のロッカーに100円を入れようとするも、小銭がない。仕方がない、自販機で飲みものを買って千円をくずそう。
更衣室の外で、自販機を見つける。ダカラがある。これにしよう。おっ、PayPay対応してる。最近、キャッシュレス対応の自販機も増えたよなぁ。
「PayPay!」
ダカラを抱え満足し、更衣室に戻る。ふと気がついた。100円玉が手元にない。何をしに自販機行ったんだ。
ダカラは2本になった。
6月5日(水)
MBTI診断をやってみた。今さらである。なんか流行りに乗るのが嫌だったんだ。みんなが「私は○○タイプ〜!」など楽しそうに会話をしている中、「ふん、人の性格を16タイプに分けるなんて野暮なことを」と冷めた態度で眺めていた。いや、ちょっと気になってたけど。
職場の後輩から「よさくさんのMBTIを予想したのでやってください」と言われ、しぶしぶ(嘘、ウキウキ)とやってみた。
結果は「INFJ(提唱者)」になった。まとめサイトによると「ひかえめふわふわ! 包容力ある共感者!」らしい。性格の特徴ページを眺めてみる。
だがしかし、ぼくは知っている。この手の診断の罠を。占いや性格診断で出てくる特徴というのは、誰にでも当てはまるような内容が書かれている。これは「私のことわかってる!」と勘違いするバーナム効果が利用されているのだ。
ぼくは騙されないぞ。人はいろんな性格がグラデーションのように混ざり合ってるからね。簡単にカテゴライズされてたまるかってもんだ。まぁ、説明文でも読んでみましょうかね。
「高潔な宇宙人」「話し方は穏やかだけど強い考えがある」「一人の時間がとにかく必要」「人当たりはいいけど本当の自分はごくわずかな友人にしか見せない」
なんでわかるのーーーー!! ぼくのこと知ってる? 当たりすぎて怖いんだけど。職場の人がどんなタイプなのか知りたい知りたい。
こうして人は性格診断にのめり込みます。
6月6日(木)
営業。フワコ(天然系の教え子)と同行。午前中のアポを追え、気になっていた「もうやんカレー」へ。
券売機に「一回盛り」「おかわり一回」「無制限」しかボタンがなく、頭にハテナを浮かべながら選ぶ。
店内に進むと「イラッシャイマセー」とネパール系の店員さんからお皿を渡された。目の前を見ると、たくさんの種類のルーと具材が並べられている。自分で好きによそうスタイルらしい。
列はベルトコンベアのように流れていくので、計画的に盛らないと具材の配分を間違えてしまう。初見には難しいシステムだ。
お互いのカレーを完成させ、モリモリと食べていく。ルーのドロドロ感が強くて、濃厚な旨みが食欲を加速させる。すごくおいしい。
フワコが自称「MBTIマスター」らしく、全ての性格に精通していた。ぼくが「提唱者」であることを伝えると、「っぽいです〜!」とケラケラ笑っていた。
フワコは「エンターテイナー」らしい。「好きなことで生きる自由な愛されキャラ」である。納得しかない。
1人で営業に出ることが多かったから、誰かと外に出るのが新鮮だ。
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