パンみみ日記「テーマパークと化したカフェタイム」
好きなnoterさんたちに憧れて、日記を始めました。いつもは明確に書きたいことが浮かばないと文章にできない。それなりに中身がないと投稿できない。
けれど、日々のできごとをかき集めたなら。パン屋に置いてある、パンの耳の袋のように。日常のきれはしを、まとめてどうぞ。5個くらいたまったら店頭に置きます。名付けて「パンみみ日記」。
9月23日（金）
映画「さかなのこ」を観た。正直、起承転結はない。けれどほっこり&くすりポイントが満載で好きな作品。割と謎のシーンもあり「監督はなぜこのカットを入れたのか」不思議なとこが結構あった。ただただ、のんとさかなクンがかわいい。友達になりたい。
映画を観た後にドライブがてら、ずっと行きたかったカフェへ。そこは1人か2人でないと入店できない、読書に特化したお店。1人席がほとんどで、会話も推奨されていない。本もたくさん置いてある。ぼくの理想を具現化したのでしょうか。
お気に入りの本を持ち込み、どっぷりと読書の世界に浸った。最高だ。気づけば5時間滞在していた。ほくほくした気持ちで駐車場へ戻る。そのコインパーキングはイベント会場近くにあり、その日は特別価格だということに気がつかなかった。駐車券を通す。赤く光る「5500円」の表示。
ぎゃあああああああ。テーマパーク入場料かよ。
9月24日（土）
テニススクールに行った。いつもテニスのあとは健康ランドに行き、ひとっ風呂浴びるという健康コンボをかます。
しかし、昨日の出来事から「コインパーキングに5500円使った男」というレッテルが自分から離れない。節約のため、テニススクールのシャワーで済ませた。シャワールーム付きのスクールを選んだ、過去の自分を褒め称えたい。さっぱりした。
9月25日（日）
金曜に行った「読書特化型カフェ」が頭から離れない。「他にもそんなカフェが、意外と近くにあるのでは？」とネットで探してみる。すぐ出てきた。おひとりさま専用カフェ。すぐさま向かう。
ビルの上の方にたたずんでいる、隠れ家的なカフェだった。みんな1人だし、照明控えめだし、BGMも控えめだし（これが結構大事）、チーズケーキ固めで最高だった。2時間ほど読書にふけった。
そしてお店を出る。また駐車料金がすごいんじゃないかって？ふふん。失敗は繰り返さないよ。なんたって、反省を踏まえて、今日は自転車で来たからね！颯爽とサドルにまたがり、風を切ってペダルを漕ぎ出す。コインパーキングに頭を支配された三連休。
9月26日（月）
三連休明けで、頭がボケている。仕事をしている場合ではない。そんな時に限ってトラブル案件が複数飛び込んでくる。うわああああやだあああってゲンナリしていたら、後輩が話しかけてきた。
「よさくさん、来月の土日空いてます？アニマルグランピング行きません？」
「え！あのミーアキャットと一緒に寝れるやつ！？」
そう、近隣にアニマルとグランピングできる施設があるのだ。小学生が考えたくらい、ぶっ飛んでいる。処理しようとしていたクレームも、ミーアキャットの画像が脳に差し込まれることで中和される。
持つべきは、アニマルグランピングを提案してくれる後輩である。
9月27日（火）
仕事終わりに、行きつけのスーパーに。レジ打ちバイトでよく見かける、大学生と思われる女の子が今日もいる。しかし、おかしい。その子が2番レジにも4番レジにもいる。
頭が混乱する。いや、待てよ。もしかして。この子たちは双子なのか！ぼくが今まで1人の女の子だと思っていたのは、2人だったんだ。今までレジを打ってもらっていたのは、どっちがどっちだったんだ…？と困惑しながらも、状況にワクワクが止まらない。
興奮しながらレジに入る。名札を見る。いつもの子と違う苗字だった。なんなら顔を見たら、普通に別人だった。真顔で「レジ袋を1枚ください」と伝えた。疲れていたのだろう。早めに寝た。
9月29日（木）
仕事終わりに、よさこいの練習。みんなと身体を動かすのはやっぱり気持ちがいい。
休憩時間。練習部屋に貼ってある「すみっこぐらし」の感染症防止ポスターに目がいく。「可愛いね」なんて話してると、メンバーの中に、すみっこぐらしに詳しい子がいることが判明。
「このキャラはなに？」
「その子は、えびふらいのしっぽ。残されちゃったから、食べられるのを待ってるの。」
「食べられたいの！じゃあこのキャラは？」
「その子は、ざっそう。」
「え！雑草とかありなの？え！！」
「ほこりもいるよ。」
「ほこり！？」
知らないキャラをたくさん教えてもらった。まるで小学生の時の休み時間。何かのアニメとかに詳しい子がいて、その子に質問しまくる、あの時間。みんなアラサーなんだけどな。
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