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【短歌】鈴木晴香さんの「夜にあやまってくれ」を読んで

鈴木晴香さんの2016年に発行された歌集を読みました。
鈴木晴香さんは2012年、穂村弘さんが講評されている雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載「短歌ください」への投稿をきっかけに短歌を始められています。

Amazon のアソシエイトとして、よさくは適格販売により収入を得ています。

恋人との甘い時間や好きという気持ちが伝わる歌で始まり、関係が壊れかけている歌もあり素敵でした。

一部紹介します。

パンケーキショップの甘い蜂蜜の香りがしたら右に曲がって

君の手の甲にほくろがあるでしょうそれは私が飛び込んだ痕

悲しいと言ってしまえばそれまでの夜なら夜にあやまってくれ

呼吸することさえ恋をすることの副作用だとしたらどうする

夜にあやまってくれはタイトルになっている歌ですが読めば読むほど悲しさと、言ってはいけないような危うさが感じられました。

呼吸の歌は「だとしたらどうする」という結句にわくわくしてしまいました。使ってみたい!
こんなにも恋に夢中な主人公にもいいなと思いました。

鈴木晴香さんといえば木下龍也さんとの歌集、「荻窪メリーゴーランド」も出されていて、57577展でもこちらの歌集の展示をされていました。

展覧会前にこちらの本について読んで書いた記事があるのですが、私の読みがまだまだ甘かったことに気づきドキッとしました😅

彼女と彼と元彼と…時系列も意識して、もう一度読み返したくなりました。

Xでの短歌もぼちぼち投稿していますが、私の場合ダークな感じの方がウケがいいのかなとか、ありがたいことにいいねしていただける方もいらっしゃって、楽しんでいます。
よかったら覗いてみてください😊

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた

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