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【短歌】鳥さんの瞼さんの「死のやわらかい」を読んで

こちら、Xのスペースで鳥さんの瞼さんがお話ししているのを拝聴して、気になっていましたが売り切れてて買えず…重版したとの情報をキャッチしたのでAmazonで購入しました。

Amazon のアソシエイトとして、よさくは適格販売により収入を得ています。


会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している

鳥だった記憶があってこの人は悲しい時にも小さく歌う

大陸で暮らす魚のはるばると432円の棺

母の推すあんまり知らん政党が母をさびしくしませんように

死ぬことが悲しいだけでなかったこと落ちて初めて燃ゆ流れ星


鳥さんの瞼さんの歌は「死」が何度も出てくるのですが、辛くならないのはどうしてなのか。




悩んでも悩んでも、死を考えることがあったとしても生きることを選ぶ。


全部最後には受け入れようとする、強さがあるからではないかと思いました。


度々登場するお母さんが、変わってしまったとしても好きには変わりはないということ。伝わってきます。生と死と死後のこと、痛みながらも見つめ続ける。



こちらの歌集には岡本真帆さん、林あまりさん、東直子さんの解説入りの栞がありました。


これからもXや、うたの日の投稿、次の歌集が出ることを楽しみにしています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた



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