相手との真ん中を見つける家事

当然なんだけど、同居人と私の家事タイプが違う。
同居人は、溜まったらやるギリギリ馬力タイプ。一気に一度にやるため、やる気を出したら徹底的にやる。私は、溜まるのを防ぐために、やることは日々分割してちょこちょこ行うタイプ。そう、互いにわかっていることだけどほぼ真逆のタイプなのだ。時にイライラするし、やってあげたのにを相手に押し付けて険悪にもなる。でも、一緒に暮らしているからなんとかやっていくしかない。
ここで、同居人との家事に悩むこれまでと現状を書き出してみた。

困っているが言えなかった


最初は相手への遠慮から伝えられなかった。これに加えて、私は言う前から諦めている節があり、自分がやればいいかと完結してしまっていた。
当然、時間が経つにつれやってもらいたいの気持ちが強くなっていく。
さあ、どうする。いきなり解決は望めないと諦める。でも長々話し合いなんてと想像したら気持ちがめげる。できることはなんだ?

①「現状+困ってる」だけ伝える


今起こっている事実を言う。これに困っているよ、大変だよを加えてみた。
ドライヤーの後、髪の毛落ちてると掃除大変。困ってる。
袋にぎりぎりまでゴミいれると結びづらいよ。困るなー。
私は、この時相手の反応とかを考えずに、言う時は相手に言葉を投げっぱなしにしていた。そっちの方が気楽だった。同じ言い方でいいので何回も伝える。

②どうなったらいいかを共有する


相手に言えないところから、口に出すことができた。
①の段階を終えて、もう少し相手に近づいてみることにした。
ここで自分はどうしたいと思っているかを話すわけだが、まず相手がどう思っているかを尋ねることが中心になる。
①の話から、そのことについてどう思う?今どんな感じ?私はこう思ってる。どう思う?
この時漠然としていていいから、どんどん聞いてみる。自分がどうしたいかは自覚しているのでおまけ程度に~と考えていると付け加える。
私は、自分が話すのは苦手なため聞くのは結構できると思った。
やり取りしてみると、どこか一致するところが見つかるはず。見つけたい。どうせなら家事は楽したい、そのために時間は取りたくない、玄関にダンボール置いとくと狭いのが気になってたとか。

③他人の事例を持ってくる


自分だけでは限界があるので、ここでネットの力を借りる。
②でぼんやりと見えた「~になったらいいなあ」を検索する。~で困ってる、~したいとか。具体的な対処法やアイデアを見つけたら、それを相手に伝える。私はこのときLINEで送ることが多い。中々ピンとくるものが見つからない時は、検索結果のURLを送っておくこともできる。
送るのは自分がこれいいなを1つ。これぐらいだったらよしを2、3個。
これも相手に投げっぱなしの精神。
私の場合は、送っておくと、どれかしらになんかしらの反応はある。
私はこの内容に興味がありますよと相手に意思表示だけでもしておくことは、案外重要なのだと日常のやり取りで実感した。
ちなみに、相手がさっと確認できる量にするのも大切だけど、私が最初に意識していたのは、送ることだけだった。慣れてくれば、段々要領が掴めてくると思う。
送った反応としては、相手がこれだったらいい、これだったらありだと思うって選んでくれたらラッキー。微妙だったらまた違う情報や②の話に戻ってみればいっかーと緩い心持ちで。
ここまでくると、何をすればいいかって具体的な行動が見えてくる。

おわりに

毎度上手くいくとは限らないけれど、自分なりに考えてみた型が1つ出来上がりつつあるのかな?とここまで書いたら、整理できてきた。
日々を送ってると、相手ありきのことで幾度となく悩む。結論に早くいきたい解決したいって焦って、色々手順飛ばして伝えてしまったことも数えきれないくらいある。でも、理想はやっぱり相手と自分を尊重したい。相手の価値観を変えるなんて無理だし、一方に合わせるのも無理が出てくるから、抽象的な言い方になってしまうのだけれど、互いの真ん中を見つけられたらいいんじゃないかなと考えてる。

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