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11月の短歌

ワンルーム冷えきっていた 寂しくて買ってしまったコンビニおでん



カチカチとカッターの刃を伸ばしてく 一度も折らず今日まで無傷



多数派になると決めたら覚悟するいつか共犯者になることを



本日も僕に棲んでるツッコミがアホな世界になんでやねん



美しくぼやける世界見るための代償は視力0.1



満点とっても20点なんだって 厳しすぎない?ルナルナ



そうやって らしさばかりを好いてくる そのたび性を嫌いになるの



さびしさと相席してるあの人はきっと誰よりも優しくて



あなたいま幸せ?って訊くよりもたのしい?と訊くきみの隣に



君が吐く白い息みて生きてると実感できる冬の真夜中


作品をまとめて本にしたいです。よろしくお願いします。