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枝瀬優
2024年7月20日 19:25
甘くないスイカを無言で食べ終えて夏の始まり感じてみたり君の血を味わった蚊を掌で叩き潰して復讐遂げる枯れかけの向日葵畑かき分けて行方知れずの君の名を呼ぶ世界からとり残されているみたいゲリラ豪雨と居残る僕らバス停で蝉の鳴き声聴きながら世界の終わり願ってみたり飲み干した瓶を青空にかかげて君とおんなじ夏を見たいね線香花火が生きてるあいだ君のすきなところ教えてあげる駅前の鳩追いか