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枝瀬優
2021年11月22日 16:40
理科室の窓から覗く裏庭園芸部の育てている夏野菜の小さな畑不格好でもおいしい未熟でなにも知らなくても許されるわたしたち如雨露で恵みの雨を束の間の魔法使いごっこホースの先をぎゅっと握って遠くに水撒き用務員のおじさんはいつでもいるのにいつもいなくてきょうも落ち葉がまとめられている花壇の隅にアルコールランプの炎はいつも妖しい蓋を被せて消すとき息をとめた