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薄い本はお好きですか?

 哲学が気になっている(は)。

 「人生の意味って何?」「正しいことってなんだろう?」「じぶんの好き嫌いで決めて大丈夫?」そうしたつまらぬことを考えてしまうのは「あなたが暇だからだ」と、誰かが言った。
 そんなふざけたことを考えている暇があったら「やりたいことをやりなさい」と気を紛らわすよう勧められるのだが、しかし、ぼくはもう気になってしまっている。

 ふつう、高校で倫理という科目があり多くの人はそこで哲学に触れるらしいのだが、(高校にしっかり通っていたにもかかわらず)ぼくは触れていない。ああ、なぜ。
 そのせいか、哲学について何も知らない。知らないくせになぜ冒頭のいくつかの問いと哲学とを結びつけられたかといえば、「哲学」という言葉から連想されるイメージが「なんでもお悩み相談所」だからだ。

 手始めに薄い本を手に取る。薄い本はすきだ。そして分厚い本はきらいだ。薄い本はスタイリッシュで見栄えが良い。さながらiPhone。最高。
 その薄い本によると、哲学には主に4つのテーマが存在するらしい。

(1)本質を知る(形而上学)
(2)正しく知る(認識論) 
(3)判断する (倫理学)
(4)推論する (論理学) 

 そして、パラパラと読んで(めくって)いった結果、ぼくの哲学興味の対象は、どうやら「アリストテレス哲学」と「ニーチェ哲学」、この2つらしいことがわかった。

 世の中にある薄い本を応援します。



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