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【第二の人生】24の章:全ては知ることから始まる

*登場人物*

  • 萬里→主婦ですが、役目とやらを受け入れ、なんか歴史がらみの壮大な話とかまで聞かされてます。頭は全く追いついてない。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)淡々とツラツラと信じがたい話を当たり前のように話す。萬里の下僕らしい。


H氏は、
大層な歴史話を萬里に披露した。

前世の萬里は、
こんなことやってた
あんなことやってたって、
お役目を受け入れただけでも
いっぱいいっぱいなのに・・・。

萬里「え~っ(;´д`)
なにその労働量〜。」

H氏「なので、
これから起こる事
覚えている限りの事を
全て書き記してください。
『書き記す』それがまず
1つ目の役目。

それと、お時間ある時に
『太平道』という言葉について
調べてみてください。
今は私にはその言葉だけしか
わかりません。
おおよそで言えば、
日本で言う仏教の
宗派のようなものです、
道教の『太平道』
色々と思いだせるかもしれませんよ。」

え〜(;´д`)
正直めんどくせ〜よ〜、
教えてくれた方が早いじゃ〜ん?
(;´д`)

やっと、
H氏の言葉はどうしていつも
含みがあるんだろう?の意味が、
少しずつ分かってきた。

H氏も亡くなった人々や、
後ろの方からの情報しか
得られてないんだと思う。

H氏も未だに萬里と同じように、
『ヒント』だけを
与えられてるのではないかと思った。

だから慎重に言葉を選んだ結果、
その言葉が何かを隠しているように
感じるのではないか?!
同様に萬里に対しても
指し示し導き、
萬里自身が答えを
出せるようにしてるんだと思う。

H氏はH氏なりに、
見えないところで色々と
萬里のサポートをしてくれてるんだろうな。

でも、次から次に
萬里の役目を話してくる、
受け入れたからといって
そんな急に飲み込めない(;´д`)

H氏の様子は、
何かに急かされてるようにも感じる。
書けと言われても、
そんな大掛かりな書き物は出来ん
(。-_-。)

とりあえず萬里は、
小さなノートを買い書くことを始めた。

H氏が、とあるところから
取り寄せ氣入れをした『御塩』
まずはこれを使い
自分の身体に起こる不調や、
寄ってくる霊の対処法として使う事にする。

ここからは、
この頃のメモの内容から
当時の状況を回想しつつ
書いていこうと思う。

『人に聞けば全ての答えをもらえる』
その考えを捨てなけれなならない。

受け入れて幾日も経たない夜から、
目を瞑ると映画のように
映像が広がるようになった。

それは夢なのか?現実なのか?
その見当もつかない。

その映像は、
ハッキリとしたスタートはなく
突然の見せ場から始まる。

「せいだい!!!」と
怒鳴る萬里自身の声に
ビクッ!として、
その声の方を見ると
男の子が家の周りを
逃げ回っているのが視える。

瞬時に自分の息子だと思った。

するとその建物から、
明らかに中国の雰囲気を
漂わせる服装の萬里の姿。

そして自宅の周りには、
たくさんの竹が生えている。

ある程度周囲を把握した次の瞬間
萬里は家の中に居た。

家の中の奥の部屋からスッと人が現れた、
それは萬里と萬里の旦那
そして手前には息子。

会話も何もしたわけではないが、
前世の萬里の様子だと確信があった。

この日覚えてる限りの映像は
これだけ。

翌朝、H氏へ確認と答え合わせ。

萬里「昨晩見た夢、
夢だと思うんですけど
自分の家族を見たんです。
「せいだい!」って、
息子の名前を呼んでました。」

H氏「はい、そうですよ。
間違いないです。
成して大成するという意味を込めて
『成大』という名前の息子さんです。
中国名なので実際の発音は違うと思いますが、
萬里ちゃんが認識しやすいように
分かる言葉に聞こえてきます。
起きてもきちんと覚えてるのは、
夢ではなく意味のある映像です。

そして、萬里ちゃんは御自分だと
すぐに判られましたよね?
前世は顔も声も同じです。
また前世についての詳しい事は
追々お話していきます。
ひとまず、自分の過去を
振り返る作業が始まりましたね。」

夢見ただけと思っていた毎日、
今日見た夢は夢じゃなかったのか?!
アレを映像というのか?
短編ドラマのような感じだったから
そんなに長い時間意識を向けてたとは
思えないんだけど、
朝起きた時にドッと疲れてる。
寝てるようで寝ていない感覚。

ここ、こ、心構え足りなさすぎっ
(;´д`)

受け入れたからといって、
こんな急に何かが始まるもんなの?!

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