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【第二の人生】90の章:強い能力があっても、必ずしも同じ役目があるとは限らない

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ってるんで、毎日が修行です。次から次に休む間もない成長期、仲間は本当にいるのだろうか・・・

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)だいたい真顔で不審な動きする人。


H氏「萬里ちゃんがそう思う気持ちはよく分かります。ですが、子供は4歳くらいまでは、みんな視えてるんです。」

萬里「はい、以前聞いたような・・・。」

H氏「そして、4歳の頃になると選択の時がきます。そこで力が強まるか無くなるか、ハッキリと別れてしまいます。
なので、モミちゃんの娘さんが萬里ちゃんのようになる可能性は4歳頃で50%
それから、小学校から中学校へ上がる年の頃、また選択の時がきます、この時点で25%
それに、さらに前世や血筋が加わり、ザッとした確率ですが10%以下の可能性になります。
だから、現時点で仲間になる可能性は否定も肯定もできません。なので、長期的に動きを見ていく必要があります。
だからと言って力が残ったとしても、確実に同じような事をやる人間になるとも言えません。」

萬里「はぁ(;´д`)選んだつもりもないのに、こうなってしまった人間もいるかと思えば、どう見てもすごい力があるのに萬里と同じような事ができるとは限らない、やっぱりそう簡単にはいかないんですね。
親心としては、やっぱり自分の娘も同じようにはなって欲しくないかな・・・。」

H氏「モミちゃんに関して、サクヤさんには話していたんですが。彼女はプロのスポーツ選手、そうである間はプロとしての力を存分に発揮してもらわなければなりません。
いくら力があっても、この道に引き入れる事はできないのです。
萬里ちゃんのダーリンさんと同じく、集中して仕事に臨めるようにサポートするのが私たちの仕事です。
全ての物事を『やってあげる』行為はしてはいけない、導くとは『自身を高め自立させる手助け』と、常々言われてますが、モミちゃんの場合は、全面的に対応はこちらでやって、本人に何かをさせるというような修行的な事は
させないで下さい。」

萬里「はい、わかりました。でもしばらくはH氏もちゃんと一緒にやってくださいよ。」

なんか難しい、そうでなくても徐々にH氏との連絡の頻度も減ってるし、H氏はH氏で仕事が忙しく、家に帰っても夜中に相談者からの呼び出しで出る事も多い。

いつ寝てるんだろう?って心配になるほど。

萬里達は色んな相談を受ける、傍から見ればつまらない事でも本人は死ぬほど悩んでいたりする。
でも、冷たいようにも聞こえるけど、萬里達が対応する案件には優先順位がある。

一番は『命にかかわる事』
H氏はそういう人たちをまず優先するので、萬里からのメールや電話は必然的に後回しになる。

萬里の場合は、それだけでなく『自分で答えを見つける事』が課題でもあるので、放置できる間は放置のようだ。

H氏の浮遊は日常茶飯事のようだけど、萬里はまだ初心者。身体から出る事自体できれば拒否したいのだけど、身体から出た時の記憶がポツポツと頭に残るようになっていた。

意識しだすとやっぱり怖い、だけど次の修行は『幽体浮遊(幽体離脱)』

こりゃもう、すでに始まってんな・・・。


( ;´Д`)

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