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【第二の人生】50の章:全ては動かされている。高熱は霊訪問の証

*登場人物*

  • 萬里→主婦です。次から次に何かが起こり、毎日普通の生活がおくれません( ;´Д`)

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)今回はメールにて登場。萬里からすると極悪非道なオッサンだよ( ;´Д`)


せっかくの宴の場を壊さないよう
1人車で寝ようとしたが目を瞑ると
また何かが視える。

『あ~やっぱりか』

この場所へ来たくなかった
自分の意思とは裏腹に、
絶対来なければいけない
状況に持ってかれた。

きっとこれを
『霊に呼ばれた』
というのだろう。

どうしても
普通に睡眠を取りたい!
熱出たら普通の人なら
みんなまず眠り続けると思うのよ。

でも、今の萬里は目を瞑り
何かを見る必要があるみたい。

『やだな~』と思いつつ念のため、
先にH氏に自分の状況と状態を
メールで伝えといた。

まだ夏なのにとにかく寒い、
車の中で横になり何か視えるのなら
早く視てしまおうと思った。

目を瞑るとすぐに人が視えた
周囲は暗くどう考えても
何も見えない状況だが、
ボーッと浮き上がるように
成人男性が一人で歩いているのが
視える。

最初は足元に目が行き
恐る恐る目線を上へあげていく、
『あ!片腕がない!』
そして血まみれ!
うつろな顔をして
ただひたすら歩いている。

初めて露骨に視た無残な様に
動揺し目を開けた。
心臓はバクバクしている。

『こ、こわい・・・。』

でも今の状況では
まだ腕が片方もげていることしか
掴めていない。

本当のところ
もう目を瞑りたくないのだけれど
意識が遠のき眠たさで堕ちそう。

『これは、目を瞑らないと視えない
萬里に訴えを把握させるために
眠りに誘おうとしているのか!?』

若かりし頃とは格段に違う
霊に対する萬里の感覚。

眠たさに負けて目を瞑る、
その瞬間歩道橋に居た
と思ったらビルの並ぶ
街並みが逆さに見え、
急に場面が変わり
自分に向かって走ってくる車のライト、
訳がわからず慌てて目を開けた。

また、
心臓はバクバクしている。

どう頭の中で整理してみてもわからない。

暗闇の中に居た男性はまだ血を流しながら
フラフラ歩いている。

どこかに向かっているのか?
何かを探しているのだろうか?
萬里の方を見る事もない。

まぁ、こっちを見られても怖いから
見なくていいけど、
訴えはわからない
ただ『不安』は感じる。

H氏からの返事は
『色々と視えたもの感じた事、訴えを
しっかり覚えていてください。
明日またサクヤさんのお宅に伺いますので
遅い時間になるかもしれませんが、
こちらでも対応はしてますので
がんばってください!』

萬里「え!?放置?」

遠隔とかできるはずだよね?!
何で今やってくれんのー!!!
もうすでに死にそうなんだってば!!
明日までとか身体もたんしぃー!!!
鬼ぃ!!!

( ;´Д`)

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