【第一の人生】99の章:最後の望みを賭けて藁をもすがる
*登場人物*
萬里→心身の不具合に悩む日々。諦めるかまだ望みはあるのか、悪あがき中
サクヤさん→治療院の先生(萬里、人生最後の治療と思い駆け込んだ)
フリーペーパーの
健康特集の中で、
可能性を感じるお店を
2軒に絞り込んではみた。
どうしても
その片方の一軒が
気になってしょうがない。
文章の中には具体的に
どういう治療法なのか
とかは書いてない、
抽象的な表現で
整体なのか?
マッサージなのか?
よく分からない。
何かしらの方法で
身体の治療を
施してくれるんだろう
というのは分かる。
たしかお店の頭に
『ボディケアハウス』
という言葉が付いていた。
その記事と写真を
眺めているとき、
なんとなく『気功』
ではないか?と思い始めた。
『ん~、気功は
信じられんもんな~』
これでまた躊躇する・・・。
でも、あらゆることを
やった結果この現状沖縄で体験した気功は
(←参照記事【第一の人生】47の章〜)
インチキだと思うけど、
もしかしたら
まともな気功もあるのかもしれない。
ここはダーリンに委ねてみよう、
お金を出すのはダーリンだし
ダーリンがダメ!って言ったら
そこは行くべきではない
ダーリンが行っておいで!って
言ったらそこには
何か行くべき理由がある。
萬里「ここに行って
ダメだったらもう諦めるから、
最後に一度だけ
治療に行かせてくれんかな?
ここでダメだったら、
もう一生
この身体で過ごす覚悟決める!」
ダーリン「行ってみれば?」
意外とアッサリ(・_・;
早速
予約の電話を入れてみた。
電話に出たのは
男性である事はわかるけど
その話し方は
柔和で女性的な空気感がある。
話しながらなんとなく
『この人は霊的な
話も聞いてくれそうだ』
と感じた。
当日
住所や連絡先、身体の症状や
気になる事を書き込むよう
カルテを渡された。
1つずつ書き込んでいるのを
覗きこんでいた先生が
「あれ~、同じマンションやね~」
萬里「え?!本当ですか?」
サクヤさん「うん、階は違うし
位置的に端と端だから
今まで会うことなかったんやろね~。
私、サクヤと申します。」
ウチのマンションは
同じ建物だけど、
世帯が200軒くらいあるので
A・B・C棟に分かれている。
ウチはA棟の端
サクヤさんはC棟の端
『すごい偶然!』
治療台に寝て
治療の始めに施されたのが
『手当』
波のように、何かが伝わる。
萬里「これは何してるんですか?」
サクヤさん「氣を入れて
筋肉を緩めてるとよ。
これはひどいね~、
今まで見た患者の中で
一番ひどい。
自分の感覚としては
今真っ直ぐ寝ている感じ?」
萬里「はい、いつものように
リラックスして寝た状態ですよ。」
サクヤさん「となると、
異常なゆがみと筋肉の硬直
1回ではどうにもならない
レベルよ。」
萬里「それはわかってます
今までありとあらゆる
治療に行きました。
まだやった事のない
催眠療法とかも調べたんですけど
高額で手が出なくて・・・。
フリーペーパー見て
ココが目について
ダーリンに頼みました、
『最後にここに行かせて!』って。
最後のココに来て何も結果を
感じられなかったら、
もう一生この身体で
生きて行こうと思ったんです。」
サクヤさん「この状態だと
楽になるまでの治療はかなり
時間かかると思うよ。」
萬里「それは承知ですよ、
少しでも望みがあるのなら
通わない事には
結果分かりませんから。
でも、本当に改善が
可能なのかどうかは
最初の治療一回やって貰えば
判断できます、私。」
もう、最後の治療だと
思っているので
強気に出てみました。
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