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【第一の人生】52の章:叔父ちゃんの病気にも霊が関係してるのか?

*登場人物*

  • 萬里→まだなんの自覚もない主婦(叔父ちゃんの闘病を支えたい)・叔父ちゃん→大手飲料メーカーの役員(萬里叔母の夫)今、原因不明の病気と闘っている

  • 叔母ちゃん→萬里父の妹(叔父ちゃんの家に嫁いだ)

  • おみ→叔父ちゃん息子(萬里従兄弟の長男)小さい時から暴れん坊、ケンカっ早くて強いけど、正義感も強い

  • あき→叔父ちゃん息子(萬里従兄弟の次男)悪さは好き、兄弟の中でも穏やかで中性的

  • とも→叔父ちゃん息子(萬里従兄弟の三男)悪さ坊主、暗闇で待ち伏せされ襲われるほどケンカしてる。

  • 村さん→萬里が一番信頼しているお方、鹿児島のサラリーマンだが裏の顔はすごい能力者(今まで会った中で一番力がある)


塚先生に頼ったものの
あまりしっくりこなかった
叔父ちゃんは検査や治療のために
入退院を繰り返している

病院や漢方などの治療も
色々試しているのだから
こちら方面も色々やってみてもいいのかも!?

萬里には「村さん」という
切り札がある

という事で
三兄弟と話して
次男のあきと彼女、ダーリン、息子
鹿児島への日帰り旅行も兼ねて
村さんに相談に行った

叔父ちゃんの病状や
塚先生のところへ行った
これまでの経緯や
今現在どういう状態で
どんな治療をやってるとかの説明

それに加えて
萬里の抱えているものも
処理してくれ!とか
今回もここぞとばかりに
村さんに
たくさんの課題を持って行った

遠いんだし
久しぶりだし
どうせならスッキリして帰りたい

とは言っても
メインは
あくまで叔父ちゃんのことですよ

村さん、従兄弟を通して
叔父ちゃんの様子を
視てくれてる感じ
これも遠隔なのかな?

俗に言う
霊視というやつなのかな?

村さん「ん〜、今やっている治療は
しっくりとは来てないようですね。
もっと細かいことが
検査で分かればいいんでしょうけど、
複雑にいくつかの病気が
重なってる様に視えます・・・。」

あ〜、叔父ちゃんの話だと
一応病名は付いてるけど
医者的に何か病名を言わないと
原因不明のままじゃ
治療方針決められないし
立場がないからかな?
って感じだったもんな

となると
やっぱりあの世系
関係あるよな・・・

この時点で村さんが
ハッキリと言わないのは、
何かが分かったけど言えないのか?
良く分からないのか?

視えたけど、
曖昧なことは言えないのか?

どれなのかは分からない

ただ、その後
発した言葉は

村さん「家に何か
問題のある『物』が
あるような気がするので
萬里さん、ご兄弟と一緒に
家の中を探してみてください。
何か気になる物を
見つけられると思います。
よければ後日にでも
お家の中からまた電話してもらえますか?
その時に良く視てみますね。」

おぉ〜
そんな技もあるのか〜
村さんなら
言うてみればなんでも
できそうな気がする

現実的に考えて
不思議でおかしな事言ってるんだけど
すごく希望の光が差した気がする

萬里だけかもしれないけど
これで叔父ちゃんの病気が
改善するかもしれない気さえしてくる

村さんスゲェ〜

てか、
萬里「村さん、萬里が家ん中見て
分かる訳がないでしょうよ!」

村さん「何か感じるものが
ありますって!
それだけどうにかしてあげたい
想いがあるんですし。」

萬里「何を根拠に?
確かに、想いはあるけど
そんな力は萬里にはないっしょ!」

村さん「大丈夫、大丈夫、
あはは〜」

あ、いつもの感じ・・・
からかってるのか?
萬里に何かそんな力が
あると言ってるのか?

人は強い想いがあれば
なんでもできるというのか?
気合い?w

毎回よくわからん
あ、とにかく
叔父ちゃん家に行って家捜しして
村さんに電話しなきゃ!

村さんのところに相談へ行ったことは
叔父ちゃんには内緒にしてる

だから、家に行くのも
普通に遊びに来たフリをして
叔父ちゃんには知られないように
こっそり
問題のありそうな『物』を
従兄弟達と探すのだ

数日後、
従兄弟の家の
部屋という部屋を見て回った

村さんは
萬里にも何かが分かると言ったし
その気になって
あちこちに集中したりもしてみた

ん〜〜〜。全く分からん。

今までこんなに
この家をじっくり
見回したことはなかった
だからなのか
重い空気が漂ってるなぁ
ってことは感じた

重い空気とは「不安」を
感じさせるような空気

ま、どんだけ頑張っても
萬里に何か分かるはずがないし
村さんに電話して
視てもらった方が早い

萬里「村さ〜ん、
今問題の家に来てるんですけど
よく分かりませ〜ん。」

村さん「何も感じないですか?」

萬里「空気が重たいのは分かります。
だけど、その空気が
どこから来てるのか?とか
原因となるような物は
探し出すことができないです。」

村さん「そうですか〜。
では、電話を切らずに
そのまま待ってて下さい。」

いつもの如く
電話の向こうが静かになる・・・

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