【第三の人生】23の章:この保育園も何かありそう、ないわけがないよね
*登場人物*
萬里→主婦でお役目持ち。娘を保育園に入れる準備してます。なんか不気味なんすよね〜この保育園・・・。
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)いつも真顔で物言います。そして萬里にスパルタです、新たな試練と訓練を与えられる。
サクヤさん→治療院の先生。住んでるマンションが同じで時々萬里の体を見てもらいます。スピ系の話大好き人間(知識だけ多い)
ちいさん→サクヤさんの奥様。感が強くて萬里の供養訓練のため、意図せず霊の依代になってくれてます。
娘の感が強く、霊が視えているということはH氏からも言われていたし、それによって毎朝の登園を嫌がるのも薄々分かっていた。
大人の萬里でも具合が悪くなる場所で、小さい子供が一日過ごすのは酷なことだし、萬里の子として生まれたばかりに、いらん力まで持たせてしまって子供が親を選んで生まれてきたとしても、なんか申し訳ない気持ちもある。
ならば、せめて毎日楽しく過ごしてもらうために、萬里には何ができるのだろう?
今持ち合せた能力を使って、この保育園を快適な場所にするには?
サクヤさん夫婦とH氏と話し合いの場を設けた。
H氏「萬里ちゃんが保育園で感じた限り、どう思うのかを教えてください。」
萬里「ん~、家からも近いしよく目の前を通るんですけど、夜でも二階に人影を見たりします。送り迎えの少しの時間でも身体が重く、頭痛やあちこちに痛みが出て、気持ち悪くなります。
娘には悪いけど『早くここから出たい!』って感じですね。
あと園の隣には、市営の大きな体育館と公園が隣接してるんですけど、そのどっちも暗くて気持ち悪いんで、息子が小学生の時からなるべく行かないように注意してました。もちろん、萬里も足を踏み入れない場所です。」
H氏「一度、その気になる場所へ案内してもらえませんか?大体見当はついてるんですが、現場を直接見たいので。」
萬里「ありがたいです!でも昼間はウロウロできないし、やっぱ夜に行きますか?」
H氏「そうですね、近々時間を合わせていきましょう。」
サクヤさん「萬里ちゃん、娘ちゃんは俺が子守しとくけん行っておいで!」
萬里「助かります!それなら萬里はいつでもいいです。」
ちいさん「じゃ、私も一緒に行こうかな~。」
ということで、深夜に犬の散歩でカモフラージュして、H氏、ちいさん、萬里、犬(カミュ)の4人で並立する、保育園、体育館、公園へ向かった・・・。
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