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萬里は祈祷師第一の人生1〜20の章

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祈祷師人生の始まり
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【第一の人生】1の章:萬里は祈祷師なんです

萬里は祈祷師です。 しかし人生の大半を 自覚のないまま 過ごしてきてしまいました。 祈祷師だということを知り、 それを受け入れてからも 『祈祷師』という仰々しい呼び名に 抵抗を感じ、しばらくは 『ヒーラー』と名乗っておりました。 本当のところ、 そんなにスゴイもんでは無いと 今も思っています。 ありがたいことに、 そんな萬里を慕い支えてくれる たくさんの方々に出逢って来て、 本来あるべき姿に戻る決心をしたのが、 2017年4月でした。 今は完全に『祈祷師』1本で、 そ

【第一の人生】2の章:始まりは中国

萬里のお話には 歴史の中に出てくる単語や人物が出てきます、 それはきちんと確認した事でも絶対的な真実でもありません。 これらは、私が送られてきた映像や、声、 後ろにいる先代や亡くなった方々から聞いた事(私の中での事実)を 書いているだけなので、単純に物語として読んでいただければ幸いです。 (ちなみに萬里は歴史が苦手で、歴史に疎いです。) 先代は「道教(太平道)」の始まりに関わっています。 (仏教で言う○○宗△△派みたいなもの) 死ぬまでに書き記した書の一つに

【第一の人生】3の章:自分のルーツを知る

萬里は歴史の勉強と、戦争モノの映画やドラマ 中国という国と 中国の象徴のような自分の名前が 子供の頃から好きではありませんでした。 それはなぜか?と聞かれても なんでか分からんが好きにはなれない。 なのになぜか、中国を舞台にした 映画、映像、美しい女優さんには目を奪われ 心穏やかに魅入ってしまう自分もいたり・・・。 矛盾も多い しかし、それに理由があったことを お役目を受け入れた時に、はじめて 全て解き明かされたかのように知りました。 中国全土、 戦の中大

【第一の人生】4の章:みんな何かしらの役割を持っている

先代が活動していた時代 先代は中国を代表する祈祷師でした。 そして、当時 日本を代表する祈祷師が卑弥呼さんです。 まだ日本がいくつもの国で成り立っていた時代に 先代は一派を引き連れ船に乗り 中国から日本へ度々渡ってきておりました。 目的は何かと聞かれれば、 それは太平道・道教の教えを広め 民の力になるためです。 同志の 卑弥子さんへご挨拶をすることが 日本縦断の旅を始める前の礼儀でした。 この頃(後?)中国では 三国志への取っかかりとなる 黄巾の乱が起こる

【第一の人生】5の章:御霊分け(ミタマワケ)

道教太平道が生まれた頃 三兄弟に授けられた物があります。 それは「九節の杖」というものです。 九つの節がある竹で作られた杖、 魔法の杖とでもいいましょうか。 先代のおばあさまが使っていたのもこの杖で、 九つの節のある竹に細工と術を施し、 役目がある人間に、術具として御守りとして 人を諭す道具として(←教育的指導でシバいたりします) 見えない者との戦いの武器として授けることになっています。 この杖は現在の萬里も持っています。 ここぞ!という時にしかお目見えしない 代物とな

【第一の人生】6の章:『なぜだか分からないけど好き』にも意味がある

萬里は子供の時から 黄色と虎が大好きでした。 子供が生まれる!=準備する洋服 男の子は青 女の子は赤とかピンク みたいなイメージが強くある時代、 黄色でいいじゃん! どっちでも着れるじゃん! 黄色が好きじゃん! てな感じ。 なぜか?と聞かれれば それは 「なんでかわからんけど、黄色と虎が好き」 ただそれだけ 動物園に行けば虎の檻の前で写真を撮り 持ち物も着るものも黄色を選び 着物や服屋さんでもなぜか黄色系を勧められる そんな感じです。 ところが これも今になって答え

【第一の人生】7の章:信心深い家族とばあちゃんのお友達今さん

少し前後してしまいますが、 萬里の現世での始まりの話をちょっと。 萬里は小さい頃(〜6才まで) 祖父母の家で 曾祖母・祖父母・両親・弟・妹と 暮らしてました。 とても信心深く優しい祖父母と曾祖母、 このあたりの方言で呼んでました。 曾祖母→ちんか(小さい)ばあちゃん 祖母→おっか(大きい)ばあちゃん 祖父→じいちゃん 萬里は曾祖母っ子で いつも「ちんかばあちゃん」にくっ付いて ご先祖様や自宅、近所の色んな神様の お世話をお手伝いしてました、 お年寄

【第一の人生】8の章:18歳妊娠出産そして家出

萬里は18歳で結婚して、 翌年の11月に男の子を出産しました。 周りは、大学進学や就職で 新しい生活を楽しんでいる中 子育てとは?なんか何も知らない中 手探り状態で、 ママ友と呼べる仲間もおらず 自分流での育児 毎日色々な面でとても不安定な生活でした。 子育て中は 爆睡、熟睡とは無縁 浅い睡眠の毎日 この頃 萬里は自分が見た夢が 生々しく現実であるかのように 覚えていることが多くなった。 私が見ていないところで 夫が何をしているのかとか、 外出先で これから起こること

【第一の人生】9の章:母子が生きるために選んだ道

『夜の街は念が渦巻く 死者のふき溜まり。』 22歳『アンナ』という女として 夜の世界でデビュー。 母として 子を育てるために 「強くなければいけない」と 力みながら。 それまでの萬里は、 目立つ方ではあったけど どちらかというと 平和主義。 我慢をすることが美徳と 思っていたので(←母がそんな人だった) 小言や喧嘩になるような事は一切言わず 口喧嘩になると 黙って堪えるタイプだった。 でも、やっぱり人間って 必ず我慢には限界がくる。 母を見本

【第一の人生】10の章:夜の女たちの世界は弱肉強食

*登場人物* ・アンナ←萬里の源氏名 ・オーナー←萬里が初めて働いたお店のオーナー(この時、4店舗経営) ・マネージャー←萬里が初めて働いたお店のマネージャー 夜の世界に入ってからは 掛け持ちもしたりして 自営も含め、何件かの店を渡り歩きました。 女同士の世界、しかも夜の世界、 やはり派閥があり 陰湿ないじめ・喧嘩・騙し合い 客を取った取られたは当たり前。 おとなしい子や口答えできない子らを 大人数で虐めぬくグループも居て アンナはそれが嫌いで いつも敵対していた。

【第一の人生】11の章:移籍した店は不思議な世界だった

*登場人物* ・アンナ←萬里の源氏名 ・マスター←L.Sという飲食店のオーナー・萬里の雇い主 ・ママ←萬里が入店した時にいたママ(オタフクに似ている・口が悪い) ・社長←夜の街一の繁盛店を経営する社長(L.Sとは関係ないがマスターと仲良し) 移籍した新しい店(L.S)には カウンター10席と 5つのボックス席があり、 その5番目のボックス席の後ろには 立派な『曼陀羅』が飾られていた、 アンナ(萬里)はなんだか美しい絵だなあ、 という感想を持った程度。 働くうちに気付いた

【第一の人生】12の章:新しい職場にはお付きの霊能者が居た

*登場人物* ・アンナ←萬里の源氏名・ママやってる ・マスター←L.Sという飲食店のオーナー・萬里の雇い主 ・ツル先生(仮名)←L.Sを面倒見ているお坊さん霊能者 ・キョウ←萬里の初めて勤めたお店からの同僚(秋川リサ似) ・塚先生←萬里が別ルートで知り合って、ちょいちょいお世話になっていた霊能者(この方もお坊さん) この新しい店(L.S←店舗名)に来て女の子達やオーナーと 霊や目に見えない物事など不思議なことについての 話をよくするようになった。 アンナはママなので一番に

【第一の人生】13の章:せっかくの旅行で体調不良

*登場人物* ・萬里⇆アンナ ・きよ(仮名)←萬里の実妹(現在:十数年前から行方不明) L.Sは お盆やお正月、GWは必ず営業していたので、 休みを取るときは 日にちをズラしてもらっていた。 でないと、 息子と何かを楽しむ時間が持てない。 休みの日は萬里に戻るのです。 萬里の実の妹(きよ)と 夏休み明けの平日にお互い子連れで 大分へ1泊旅行に行くことにした。 夏休みも終わり 平日の旅行は人も少なくてゆっくりできる。 運転は萬里、色々と観光した後 ペンションへチェック

【第一の人生】14の章:原因不明の高熱は霊の仕業?!

*登場人物* ・アンナ⇄萬里の源氏名・ママやってる ・マスター←L.Sという飲食店のオーナー・萬里の雇い主 ・ツル先生(仮名)←L.Sを面倒見ているお坊さん霊能者 ・キョウ←L.Sで働いてる女の子(秋川リサ似・下品でとにかくよく喋る) アンナという名の萬里は 今、高熱を出して寝込んでいる。 マス「病院でも治らんし、原因も分からんで、これ以上休まれた困る! お前やっぱ連れてくわ!キョウに迎えに行かせるけん準備しとけ!」 アンナ「どこによ?」 マス「ツル先生のとこたい!他