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#19 役を掘り下げる

どもども、萬です。


それでは今回も始めてまいりましょう!

前回は台本分析について

これでもか!というくらい詳しく説明させていただきました


ただ、話したいことが多すぎたので

今回はその続編みたいなもんです


前回は台本を分析して掘り下げる作業の話

今回は台本分析したところから役を掘り下げる作業です

作業と聞くとなんかつまらないものってイメージかも知れませんが

そんなことはありません!

むしろ役者として面白いのはここといっても過言ではないです


前置きはこの程度にしまして

それでは本編へと参りましょう!


【状況を利用する】

芝居

なんでもないようなシチュエーションでも

状況が変われば一転して面白いシーンに変えることができます


例えば、「朝起きて学校に行く準備をする」

というエチュードをしてくださいと言われたとき

どのように演じます?


起きて、着替えて、ご飯食べて、行ってきまーす

じゃ、芝居としてなーんも面白くないでしょ?


そういう時に

芝居が面白くなるような状況をイメージするんです!


例えば

ただ単に「朝起きた」という状況でも

10時間以上ぐっすり眠ることができたのか?

夜中まで勉強してて、ほとんど眠れなかったのか?


この点が違うだけで単純に「起きる」という行動にも変化がでますよね?


他にも

時間的な余裕はあるのか?

遅刻しそうな状況か?


この点が違うだけで「準備する」という行動にも変化が出てきます


そうやって演じる役の状況を掘り下げていくことで

「朝起きて学校に行く準備をする」という演技にも

驚くほど違いが出てくるのが理解できるでしょ?


台本を読み込むことで、あなたが演じる役の状況を考えて


もっとも効果的になると思う演技をすることが大事なんです

もちろん台本の意図にそぐわないことをしたらダメですよ?


っていきなり言われても何をやっていいかわからんと思うんで

まずは自分が台本を読んで読み取れた状況を

実際に台本に書き込んで練習していくといいですよ(*´ω`)


【裏のシチュエーションも考える!】

舞台裏

さらに面白いシーンを作り上げるために

効果的な方法を伝授いたします!


さっきの「朝起きて学校に行く準備をする」

というシーンを演じるときに

そのシーンを面白くするために状況を考えるというのを

話してきたと思いますが


では今度は

昨日、何か自分自身の身に何か事件が起こったか?

今、どういう状況なのか?

この後、学校では何があるのか?

などなどを考えるだけでも更におもしろくなると思いません?


昨日、友達と大喧嘩した

仲直りしたい

この後、学校で親友と顔を合わすことになる

ちゃんと謝ることができるか

謝っても許してくれるか心配

まぁザックリとあげるだけでもこれだけの要素が加わるだけで

また変わったシーンになると思いません?


【質問してみる】

質問

そのうえで、今の状況に対して

自分に質問を投げかけてみよう

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