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ストレスのたまりにくい仕事術

本日もご訪問いただき、誠にありがとうございます。ケロリンです。

私は事務・秘書代行として独立して2023年2月で丸7年、現在8年目に突入しています。

今でこそ、事務・秘書代行という言葉は、耳にしたことがある方も多いと思いますが、私が独立してそれを始めたころは、横並びの競合というのがほとんどいませんでした。

そんな競合が出てきた中、
秘書や事務代行、小さな会社のひとりお留守番事務員さんが
できるだけストレスをためずに仕事をするために、
どんな点に気を付ければいいのかを、
本日はケロリン視点でお伝えしていこうと思います。

よろしければ最後までおつきあいいただけたらうれしいです!


人はどんなことでストレスがたまるのか?


みなさん、ストレスを感じる時はどんな状況の時ですか?
日々過ごす中で、思わずイライラしてしまったり、
怒るまではいかないにしてもなんかもやもやするわぁ、な時もたくさんあると思いますが、そんな場面がどんな状況で何が起こった時なのか、冷静かつ客観的に咀嚼(笑)したことがありますか?

私の場合、ストレスをためまくっているシチュエーションは、サラリーマン時代も独立してからも、【自分の意思で決定していないとき】=自らの決定を他人や周囲の状況に明け渡してしまっているときが圧倒的でした。

もちろん、「事実は小説より奇なり」というように、様々な状況下でいろいろなパターンで物事はおこりますから、くれぐれも誤解しないでいただきたいのが、全部が全部【自分の思い通りに運ぶ】という意味ではありません
むしろ、自分の意に反した状況に甘んじなければならないことの方が多いかもしれません。

しかし、この場合でも、「その状況に今は甘んじざるを得ないなと自分が決めてそうする」ことと、「こんな状況自分は望んでいなかったのに、なぜ自分ばかりと嘆く」こととは天と地の差があります。
なぜなら、後者の場合は【自分の意思で決定していない】からです。

人は、多くの場合、この周囲の状況に自らをゆだねてしまい、起こる出来事を受け身に捉えているときにストレスを感じやすいと私は考えています。

具体例をあげると・・・

ある仕事の打診があなたに来ました。
依頼主のAさんとあなたは話し合いをし、一般的な場合の参考価格を提示した上で、詳細を伺いました。
すると、どんどん工数が増える話が出始め、参考価格では賄えなくなりそうな気配が濃厚になりました。
一方、世間一般の相場はかなり低い仕事ですので、Aさんは参考価格でも高いと思っており、参考価格以上で受注することは難しそうです。
こんな状況で下記の➀②の場合の自分の感情(意思の方向)に注目してみてください。

➀最初の話とは異なる状況が出てきたため、改めて見積もりを出し直すので、それで考慮してほしいとAさんに伝える
②仕事は欲しいのと、新たな価格提示が難しそうな状況だったため、参考価格で受注した

おわかりでしょうか。
①の場合、(ア)仕事を受けるかどうかと、(イ)その単価をどうするかについて、自らの意思主体で決定しています。
これに対し、②の場合は、(イ)の単価の部分を完全にAさんの意思主体にゆだねてしまっています。
これをするとどうなるかというと・・・受注したはいいものの、単価に納得のいかない仕事となり、「割に合わない」と考え始めるとそれがストレスになっていきます。

もしこのように「イライラしている」「もやっとする」と感じたときに、このように冷静に振り返ることを今まであまり意識していない方は、ぜひ一度やってみることをおすすめします。
自分のツボを押さえることは、リスクマネジメントに大いに役立ちますから。


秘書(=サポート)の仕事は”従”であるべきなのか?


上記のように、自分の意思で決定していない状況でストレスがたまるとしても、秘書の仕事はあくまで主人(=依頼主)の意思決定に従うことが仕事だから、避けようがないのではないか?と考える方もおられることと思います。

特に、この部分については日本人の民族性というか、古来からの考え方(しきたり?)の影響は大きいと思います。「三歩下がってついてこい」みたいなね。

もちろん、秘書の仕事は「依頼主がどうしたいと思っているのか」=ニーズを丁寧に聴き取り、それを実現するサポートをすることです。それはゆるぎない事実です。

しかし、サポート即”従”と考えるのは早計です。
ニーズをどのように実現していくのかという部分に関しては、実際に実現する作業をしていく側にもある程度裁量があるはずですよね?
つまり、100%従である必要はないわけです。

むしろ、社長業をされている方は立ち止まって自分の考えを整理する暇もないほど多忙な方が多いです。
ですので、これは私の個人的な経験値ですが、全般的に「言語化」「要約」が苦手でいらっしゃいます。そこを埋めながら「やりたいこと」を見える化し、実現する手段を相談しながら理想に近づいていくのが秘書業の真骨頂です。

その点を鑑みると、
時に見える化によって先回りし、
時に複数の滑り止めを用意する、
この部分に自らの意思決定をもってくれば、常に相手の意思に振り回されてストレスにまみれてしまうという状況は減らせるはずです。

これがケロリン式の本質です(笑)

自分のツボを押さえたら、依頼主のツボも押さえる!


そのためには、まずは目の前の依頼主がどんなことをどのように考え、どう行動するくせがあるのかをよく観察することが非常に重要になってくるということはおわかりになるでしょう。

ちなみに、私の場合ですが、この能力(?)には小さいころからの趣味、「バードウォッチング」が非常に活きていると思います。
鳥は警戒心が強く、なかなかひとところにとどまりません。
少しの物音ですぐに逃げてしまいます。
それを、家の中から息をひそめながら観察していたため、もうそのように行動することが習慣づけられているんですね。

とはいえ、私にそんな趣味はないよと嘆いているそこの貴方。嘆く必要はありません!とくに、マンウォッチングが好きな方なら十分無意識にそれをやっているはずです(笑)
もしくは冒頭に申し上げた、リスクマネジメントがわりに自分を客観的、冷静に観察することを習慣づける
あとはそれを自ら自覚して、対象を目の前の依頼主に変えるだけです。

そのために、依頼主との関係性の構築が重要となり、
人間同士は人間対鳥と違い、言葉というわかりあう手段があるので、ツボを知るという目的を明確にもってコミュニケーションをとるようにすると、その後の行動が確実に変わります!
(もっとも、鳥同士もさえずりでコミュニケーションはしてますけどね(笑))

「あ~そこそこ、効くぅ!」を増やす


ここまで来て、一か所でもそのツボを特定できたら、
あとはそれを繰り返し、再現度をあげて増やしていくだけです。

「まごのてより猫の手より秘書の手」と言われる未来はもうすぐそこですよ!
そして、そんな秘書がついている社長の評判も、あがりますね(^_-)-☆

ちなみに、この記事に”みんフォト”からいただいた冒頭の画像のツボは、「合谷(ごうこく)」といって、主に肩こりに効くと言われていますが、手軽に押しやすい元気万能のツボです。

はい。以上がケロリン式ストレスのたまりにくい仕事術でした。
いかがでしたでしょうか?
キーワードは・・・憶えていますか?
・能動的
・自分の意思決定を人にゆだねる状況をつくらない

です!

いいなと思っていただけたら、また次の記事でお会いできると大変うれしいです!

ケロリンがお届けしました(*‘∀‘)

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