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春の訪れ

 立春を迎え、すっかり春めいてきました。晩秋以降刈っていない芝がゆさゆさと伸びて緑が侵略していく庭。整えたい気分に駆られますがもう少し我慢。イースターまでは、三寒四温にヤキモキするのは、人間だけではないはず。水仙はもう20センチも伸び、紫陽花の新芽は日毎に膨らんでいます。暖房をつけずにいられる日も多く、今年はやはり暖冬と言えるのでしょうね。

 外の世界でも、内の世界でも、いろいろな目覚めと歩みが進んでいきます。美しいと喜び、儚いと微笑むことができる日々であるように、今日の1日を、何かと共に貫いていきたいものですね。野草や雑草が美しいのは、季節を間違えないから。たくましいから。太々しいから。その姿を撫で、愛で、森の息吹を感じながら、ただひたすらに歩き、スノードロップの群れに会いに出かける毎日です。スノードロップは随分と花開いており、2月半ばには見頃のピークを過ぎてしまうのではないかな。

 苔むすのは、止まっているから? いいえ違うのです。ちゃんと生きているから、生命が呼吸をしているから。目には見えないエネルギーをちゃんと形にしてくれているのです。この冬は、このグリーンカラーを多く目にしています。