AppStoreのトレンド検索から、話題になったアプリを紹介！
今回のトレンド検索から学んだ点
・「チャット＋小説」という新しいフォーマットが確立
・重要なことは、ストーリー展開の早さと、ストーリー全体の短さ
・市場の選択と課題起点を明確にして、顧客中心でサービスを更新
・時には思い切ったマネタイズも大事
・日々消化するコンテンツとして最適（例えば、英語の勉強）
DMM TELLER （ピックアップ株式会社）
ケータイ小説ならぬ「スマホ小説」というと、かなり年代がバレてしまいますが、その例えがしっくりくるサービス！もう少し詳しく言うと、チャットベースでストーリーが進行する小説
"『恋空』（2000年代にヒットしたケータイ小説）のようなヒット作もこのフォーマットで出していきたい」"
ピックアップ代表取締役社長 宮本拓氏
現在はCtoCが基本ではあるものの、どこかのタイミングでブーストかけるために登場人物が有名人、または有名作家の起用などが行われるのではないかと予想。
前者の登場人物が有名人というやり方が、本質をズレない戦略であると思う。なぜならケータイ小説もリアルな体験談だからこそ共感を生んだという背景があるので、ストーリーはそのままに登場人物だけ有名人を当てはめ、ノンフィクションの映像作品に近いアプローチでやるのがよさそう。
ピックアップ株式会社とは？
▼2014年7月：ピックアップ株式会社を設立、第一弾は「POOL」と言うサービスを同年リリース。
以下、記事からの引用ですが、とても重要なこと書いてます！
インターネット界隈の人の、アドバイスすべてが参考にならない訳ではないし、ユーザーの言っていることが全てでもない！事前に判断できれば良いけど、やってみて結果で判断できることの方が多い。
"POOLの企画についてインターネット界隈の人たちに意見を聞いたら、全員から「当たんないよ」「いけてない」ってダメ出しされた。いただいたアドバイスを無視できず、意見を採用していったら……。"
課題解決の起点となる部分は、どこだったのか見失うタイミングはある。しかし最終的に立ち返れるためにも、ビジョンとミッションは掲げたい！
"「なんとなくインターネット界隈の人にウケそう」な、本来届けたかったユーザーのことは全く考えられていないプロトタイプができあがったんですね。女子大生に試してもらったら案の定、「どうやって使うの？」ってダメ出しされました。"
▼2017年1月：DMMグループ入り。
"DMMグループ入りのきっかけは宮本さんたちが開発した「POOL」というアプリだと伺いました。アプリを起動するだけで画像の同期が始まる……。"
▼2017年7月：「DMM TELLER」をリリース！
DMMグループ入りしてからのリリースだったんですね。現在のダウンロード数はなんと200万ダウンロード！
"「DMM TELLER（ディーエムエム テラー）」のダウンロード数が2018年1月に200万ダウンロードを突破"
「TELLER」は、こちらのサービスからインスピレーションを得ていることがわかる。
"「若い人が活字離れしているという話は良くあるが、実際は活字を読むフォーマットが変わってきたのではないか。海外でHookedなどが出てきてそう考えるようになった。"
ピックアップ代表取締役社長 宮本拓氏
▼2017年10月：「CHIPS」をリリース！
現在トレンドとなっているライブ動画配信アプリで、女性限定となっているようですが、ゲストであれば男性でも閲覧できるようですね！あとカップル配信はOKのようなので、レギュレーションはプリクラコーナーに近いかも。
"女性同士のコミュニケーションに特化したライブ配信アプリです。ファッション・コスメなどのオシャレ情報から、恋愛やコンプレックスなどの異性に話しにくい内容まで、女性のリアルな日常を切り取った、自然体のライブを配信することが出来ます。"
海外の競合サービスは、定額課金の入会が当たり前！
▼強制的に定額課金を促す
初回ストーリーの起承転結の「起」くらいでスクロールが止まり、読むことができなくなる。スタミナ要素がある訳ではないので、時間経過で再開することもできない。
かなり多くのジャンルがあり、多くの作品が存在する。現在は、読み手から書き手への転換を完全にオープンにしていないようだが（もしかしたらトライアル期間だからかもしれない）、CtoCモデルというのは間違いなさそう。TELLERも公開前に審査を設けているが、HOOKEDも同様にクオリティを担保した上で提供している状況といえる。
「HOOKED」と同じ会社が、リリースしている同様のチャット小説アプリ。こちらはCtoCモデルではなく、完全にプロの作家のみで、ジャンルも恋愛にフォーカスしている。課金トリガーは「HOOKED」と同じだが、料金設定は安価に設定。
"▼強制的に定額課金を促す
初回ストーリーの起承転結の「起」くらいでスクロールが止まり、読むことができなくなる。スタミナ要素がある訳ではないので、時間経過で再開することもできない。"
▼定額課金を促す、トリガーとなっているもの
1.スタミナ要素があり、スタミナが切れたタイミング。その後一定時間経過するとで回復して、再度読み進められる。
2.画像と動画が表示されず、タップして表示しようとするタイミング。
Yarnの場合、TELLERと同様で無料のまま読み進められることができるが、CtoCモデルではない点が違う。しかしながら作品量も多く、クオリティも担保できているようなので、現状は一番良い立ち位置にあるサービスだと思う。
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