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履歴書に“esports実績”を書き、一流企業に就職するには。

こんにちは、よろずです。

人生は失敗するためにあるものではないと思うので、可能であるのなら自分の人生を良いものにしたいと思うのです。

そのためには膨大な時間を勉強なり部活に費やして、通知簿は5を溢れさせ、スタイルのために早く寝て、肌に気を使いつつ、汗をひたすらかきながら運動し、大学は国公立へと進むのが一番です。

しかし人生は、どこかのタイミングでモンハンに死ぬほどはまったり、タピオカに狂い腹を膨らませ、あの人とのLINEを途切れさせないために、日付をまたぐこともあるのが当たり前なのです。

くどすぎ。
人生ってうまくいきませんよね。

その中でも「受験期にゲームにハマってしまった」ということは、非常に良くある事例だと思うのです。

クラッシュ・ロワイヤルというゲームでプロとして活動されている「けんつめし選手」もそんな1人で、高校3年生の時にクラロワにハマったというお話をされていました。

塾の先生ではないけんつめし選手の生い立ち動画…https://youtu.be/lrTMQ_YzhR8

受験期にクラロワにハマり、進路を180度変え、学校を退学しゲームのプロになって世界を股にかけるスター選手が必ず生まれるのであれば何の問題もないのですが、みんながみんなそのようにうまくは行かないでしょう。

ゲームで培った力で、ゲームでしか生きられないのなら、それを率先して子供にやらせる親はいません。

導き出した答えが点数になり、成績になってこそ、勉強に意味があるのです。

esportsである以上、「どこにいっても戦える実績」をもらえなければ、努力する価値を一向に見出せないと思うのです。

その一番わかりやすい例として、「履歴書や志望理由書に実績を書けるか。」という事が重要になってくると思います。

「いやそんなもんかけるかい」という方もいらっしゃるかと思いますが、意外と書ける時代になっているのを実感しています。

今回は、履歴書や志望理由書にゲーム実績を書くためには、どのようなキャリアを積めばいいのか、考えていきたいと思います。




“Fortnite”推薦入試。

初心者連合 ろくさす
Twitter…@Roxas315YouTube…https://www.youtube.com/channel/UCsVUbpF6A-JR5msUkHYNCAw

先日行われたSTAGE :0という高校生を対象としたesports大会のFortnite部門で準優勝という結果を残し、学校側から横断幕を掲げられたというツイートが話題を呼んでいます。

いやすげえ。シンプルにすごい。

どこの高校も前を通れば野球部であったり、場所によってはアメフト部やラグビー部なんかもあります。

同じように、勉強でも数学検定や英語検定、漢字検定で1級を獲得した生徒に対しても横断幕を掲げる学校もあります。

少し生々しい表現かもしれませんが、部活でも勉強でも実績を残した生徒は、受験において大きなアドバンテージを得られます。

特に横断幕に名前が載った生徒は。

ある種このツイートは、そういった「ゲームで大学を決められる」という可能性も兼ね備えたツイートのように感じました。

こちらだとスポーツで優秀な成績を残した生徒は「関関同立」と呼ばれる関西圏トップ私学に進学することも少なくないですし、関東圏であれば「MARCH」などにスポーツで進学する方もいらっしゃると思います。

慶應とか早稲田もあるのかな?
ちょっとそこら辺はわからないんですけど。

彼は同じようにゲームという分野において同様に全国と戦い成績を残していますから、「Fortnite推薦入試」という入試形態も可能だと思います。

が、今のところ大学入試で「Fortniteにおいて優秀な成績を残したものに向けた入試制度」なんてものは海外はともかく、日本では見たことがありません。
なんでないんだよふざけんなよ

なのでろくさすくんがこのような入試制度を使って大学を決めることは恐らく難しいのかなと言わざるを得ませんが、「自分のアピールポイント」としては十分すぎる程に実績を残していると思います。

美術部でも吹奏楽部でも写真部でも、ちゃんと自分が考えを持って、向き合って、実績を残せば媒体は何であれ人材業界の大人たちはきちんと評価してくれます。

そこに偏見はないとは思うのですが、個人的に問題視しているのは、"自分でどこまで自分に自信を持ってアピール出来るか"という点が気になっています。

もちろん進学を希望していなかったり、プロとしての道を歩んでいくのであれば僕が余計な心配をする必要もないのですが、esportsの活動を続ける自分にとって、「ゲーマーとしてどれほど誇らしく生きられる環境を作れるか」というコンセプトを常に考えながら生きています。

というのも、このツイートに付いているいいね数は5万を超えており、単純な考えでも「これほど多くの人間が彼を評価している」ということが考えられます。

しかし評価する人間がいれば批判する人間がいるのも確かで、特にゲーマーはその「批判する側」からの評価を良く受ける人種だと身をもって感じています。

親からは依存症を心配され、教師側からは成績に気を配られ、祖父からは煙草を促され。

彼には彼の人生がありますから、僕と全く同じではなくともゲームと向き合う中で立ちはだかった壁は少なくともあったのではないかと思います。彼以外のゲーマー達にも。

その中でゲームをプレイする自分に対する自己肯定感の有無が築き上がり、その多くの"ゲーマーが築き上げた自己評価"が今のesportsに対する「世間体」を作り上げています。

要するに、マイナスの評価。

そんな人間が、人生の大きなターニングポイントでゲームを武器にお偉いさん達にプレゼンテーションするのは難しい部分があるかと思います。

そんな中で、学校側から横断幕を用意してくれるアクションは本当に素晴らしい学校だなと感じます。
個性を尊重してくれる学校は最高です。

自分に自信を持たせてくれる環境は自分を大きくしてくれます。




「“一流企業”の為にゲームを辞めなさい。」

以前別の記事にも文字に起こして書いたことがあるのですが、ゲーマーという生き物は辛い生き物です。

画面の向こう側には普段の生活では考えられない量の希望や夢が詰まっていて、人によってはそこに自分が追い求めたいものが存在しています。

ただその何かを掴んだところで、自分の手元に残るものは虚無以外の何者でもありません。
なぜなら、元からそこには何も無いのですから。

しかし、それは数年前までの話。

それがesportsという競技に変わった瞬間、報われなかったゲーマーが救われる道を示してくれました。

僕はその事実に、“希望”を抱かざるをえませんでした。

でも世の中には現実的な人も多く、「どうせプロになれないから無駄」という鋭く、消極的な意見を突きつける人もいます。

虚しくも、ゲームの厳しさはゲームを愛する人にしか分からないもので、ゲームを愛するが故、進む道を正そうとする人たちが殆どです。

そういった人には、必ず「優しさ」と「悲壮」を交えた想いが伝わってきます。


しかし道を阻む人の中には、「何も考えていない人」がいる事を忘れないでほしい。


新聞テレビインターネット、Twitterでバズってる記事をチラッと見ただけで答えを決めつけ、ちょっとでも違うことを言っている人を見つけるとすぐに周りに合わせて袋叩きにしている人がこの世には腐るほどいます。

寧ろそんな考えの浅い人ばっかりです。

そういう人たちに、「ゲームなんてやってても無駄」とか、「ゲームで上手くなって何になるの?」とか、挙句の果てには「そんなのやってる時間あったら勉強しろ。」とか。

勉強では得られないものがそこにある事も知らず、全てを知ったようなつもりで上から言葉を垂れ流され、自分もその波に合わせるのが正しいと考えてしまうのがこの日本社会です。




やばいちょっと逸れすぎた。
またタイトル詐欺って言われる。まあええねんけど。戻します。

彼のように、フォートナイトに時間を費やし、立派な大会で結果を残せば、そんなゲームに当てる時間なんて無駄だという人の数は圧倒的に少なくなるでしょうが、プロ同様、みんながそうというわけにも行きません。

ゲームが下手で大会に出られない人もいれば、環境が悪くて自分は実力を持っていても学校に同じレベルの人がいなかったり、実力を発揮したくても発揮できない人も多くいるはずです。

履歴書に載せられる程の実力を得られぬまま、22歳になったらどうしようという不安が彼らには少なからずあるのでは無いかと考えます。

僕は、最後に残った実績や、そこらへんに転がってる答えじゃなくて、「自分に向き合ってきた今までの“過程”」を集中して見てほしいと思っています。

スマブラであいつに勝ったとき、なんであんなに嬉しかったのか。ポケモンをゲットするとき、どうしてあんなにAボタンを押したのか。自分が周りに自慢できる何かを手に入れた時、なんであんなに強く生きられたのか、もう一度よく考えてほしいんです。

弱かった自分が、日を通すたびコンボを決められるようになって、どうしても友達に先を越されたくないから、強いポケモンにAボタンで思いを伝えて、そうして自分の中で築き上げた目標を達成できたことで初めて、ゲームをやってて良かったって、思えた日々をよく思い出してください。

ずるずると暇だからゲームをやってきたわけじゃないでしょう。

「かけがえのない何かをもう一度手に入れる為」にそのコントローラーを握りしめてるのではないですか。

そんなゲーマーにしか分からない感情を、ゲームすらやったことのない人間の「無駄」という言葉で虚無にしていいものでしょうか。

画面に向けた集中力を自分に向けて、階段や壁と共に積み上げた人生を、どこの誰かに崩されないように、見つめ直して、土台を築き上げて欲しいです。

例えそこに、輝かしい実績が無かったとしても。



すいませんまだ高校生なんでどうやったら一流企業に入れるかとか真面目に勉強と部活頑張る以外によくわかりません。
ガチめのタイトル詐欺。

でももし僕が一流企業の人事なら、会社に入る前から一流の人間が欲しいだろうなと思います。

そして、自分が一流だと誇りを持っている人と働きたいだろうなと思っている筈です。

一流になれる人は、一流である何かを知っている人でなければなりえません。

そんな人になれる手段なら、勉強や部活以外でも僕は知っているかもしれません。


例えば、ゲームとか。




ここまで読んで頂きありがとうございました。
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よろず…@yoro2u

所属先…@eSportsQT

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