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飲み物のことちゃんと知ってる?DRINKあなたが口にする飲み物のウソ、ホント

飲み物のことをどのくらい知っていますか?
毎日飲んでいるものなのに知らないことが結構ありませんか?
なんとなく飲んでいませんか?

食べ物は気をつけている人でも飲み物についてはあまり知らないという人が多いと思います。

今回紹介する本はアレクシス・ウィレット著のDRINKあなたが口にする「飲み物」のウソ・ホント。

著者のアレクシス・ウィレット氏はケンブリッジ大学でMRC人間栄養学研究ユニットで研究を行うサイエンスコミュニケーター。

サイエンスコミュニケーターとは科学技術の知識で社会の求める情報をフィードバックする人です。

まずは本書の結論から言います。
この本は広く浅く飲み物のことを知るにはいい本です。
しかし、深掘りをして飲み物の危険性には曖昧な表現が多用されています。
例えば、◯◯(飲み物)に含まれている◯◯(物質名)が危険という研究結果も報告されている。(確定ではないが)
こんな感じの表現がたくさん出てきます。
読んでいて読者を不安にさせるだけな印象を受けました。
まぁ事実だと言われればそれまでなのですが・・・

ここから学べるのは何でも鵜呑みにしないで心配なら自分で調べて見てねという著者からのメッセージです。
そういう観点から見ると飲み物について興味を持つための入門書として読むのがいいですね。

一番読んでいて感じたこと


批判的に書きましたがここで一番気になった点を書かせてください(まだあるんかい)
それは、図や表が皆無なところ。
皆無では無いが各章の頭に簡単な挿絵がある程度。
普段飲んでいる飲み物を科学的に深掘りしている内容なんですが、まったく図表や写真が無いんです。
普段飲んでいるモノのことを深く知らない人向けに書いていると思うのですが、わかりやすく伝えようとする気はゼロです。
ずっと文字の羅列が続きます。

なので特に図表や写真はいらないよ。文字だけ読めばイメージ出来るよ。
という方にはおすすめです。

気になる浄水器についてはどう書いてあった?



僕自身、初心者のための浄水器の選び方をブログで発信しているんですね。

https://www.kitanorokakiya.com/

なのでこの本で一番気になるのは浄水器についての著者の見解です。

結論、必要性を見極めて正しく使おう

・・・至極真っ当なご意見でした。(批判してごめん)

内容をもう少し解説すると、著者は基本的に水道水は厳しい基準で供給されている安全なもの。
浄水器のフィルターを交換しないで使ったり、浄水を長期間常温で保存する等、使い方を間違えるとかえって水質が悪くなってしまう。
と不要よりなスタンスでした。

言っていることは正しいですが、浄水器を導入しようとする人は

  • 何かしら水に対して疑問点を持っている人。

  • 自分や家族になるべく安心出来る水を飲んでほしいと考えている人。

だと思います。
僕は浄水器を実用性の高い「お守り」や「防災用品」だと考えています。
備えておいて、何事もなければそれでよし。
何かが起こったときにあってよかった。
それでいて飲み水や料理に使う水が美味しくなるという実用性もあります。
無駄が一切ありません。
マジで美味しくなるので一度騙されたと思って浄水器を使ってみて欲しい。(¥3,000前後のお安い浄水ポットでOK)

水道水は基本的に安全に供給されていると言われていますが、こんな問題も起こり得るのでよければ参考にしてください。





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