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最初に出会った自己啓発本

僕が最初に出会った自己啓発本

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この本と出会ってから初めて読書が楽しいと思えるようになりました。

ケーキ屋で働いていて毎日精神をすり減らしていたあの時。
ふと書店で目に止まったのが自己啓発の金字塔とも呼ばれる
この「嫌われる勇気」です。

いや、自分の名前やんけ...

どうやら自分は嫌われるらしいです。

という話は置いといて少し中身を立ち読みしていたらないように引き込まれてしまい、流れるように購入してしまいました。
この本のすごいところが、あまり本を読み慣れていない人でもすごく読みやすいということです。
基本的に物語は悩み多き「青年」とこの世の全ての人がすぐにでも幸せになれると語る「哲人」との対話で進んでいきます。

とにかくこの哲人に対してひねくれた性格の青年がどんどん論破しようと責め立てるわけです。
まさにこの青年こそが、自分の写鏡になっている。
自分の気持ちを代弁してこの哲人に質問してくれている。
そんな気持ちで読み進めることができてとても楽しいです。

最初にこの本を読んだときは自分も心が荒んでいて本当に職場の人間関係とか自分の性格が嫌になってきている時だったのでいっそうこの青年に想いを馳せていたのかもしれません。

この本の中で一番印象に残っている内容が本の題名通り、
嫌われる勇気を持つこと、「承認欲求を捨て去ること」です。

自分で言うのもなんですが、自己分析すると自分は承認欲求の塊であると断言できます。
何をしても他人の視線が気になってしまうし、周りから期待されている自分であろうとしてしまう。
その結果、ミスをしてしまっている時には必要以上に自分を責めてしまうし、それを引きずって仕事に集中できずにさらにミスをしてしまう。
また自分を責める。これの繰り返し...

本の中でのアドラー心理学はこう言っています。

「承認欲求なんて捨ててしまえ」と

なんて厳しいんだアドラーはと。
そんな簡単に自分の今までの生き方変えられますか?と

ただ書いてある内容はものすごく納得してしまいます。
確かに承認欲求を持っているとそれは自分の人生ではなく他人の人生になってしまう。
自分の価値観ではなく他人の価値観で生きる。
それは果たして幸せなことなのか。

言い方を変えれば一生承認欲求の奴隷で居続けることです。
奴隷は嫌だよねと。

自分は好き好んで奴隷になっているのではないか?

もっと楽に生きられる考え方があるのではないか?

だから他人から嫌われる「勇気」を持とうねって話

幸せの価値観は人それぞれで、自分が納得できる生き方も自分にしかわからないわけで、他人の顔色を伺っていたらそれは自分が納得した生き方ではないよねとか。

読めば読むほど新しい見解や考え方が生まれてくる。

だからといって簡単に承認欲求を捨て去って幸せに生きられているわけではないけれども、壁にぶつかった時に新しい価値観をくれるこの本がとてもお気に入りです。


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