Yorks Hill Fair
八ヶ岳南麓に友人と拠点を建てました。拠点滞在の模様を不定期にアップしてきます。拠点の建築の模様は建築記でどうぞ。https://note.com/yorks_hill_fair/m/m5cb463270526
1994年に留学先のアイルランド・ダブリンで知り合ったTとKが、2022年八ケ岳に共有セカンドハウスを建てる計画を始動。現在Tは東京、Kはシンガポールに在住。物理的な障壁をものともせず、YOLO (You Only Live Once) 精神で突き進みます。のんびりお付き合いください。
昨年末に別荘に行った際、天体観測(あそび)をしました。別荘の土地を購入してプランニングのために八ヶ岳を訪れていた2022年の夏に、建物の完成が待ちきれずにアマゾンでポチってあった学習用天体望遠鏡(結局これまで一度も使わず)を引っ張り出してきて使ってみたのです。 当時、照準スコープと合わせて8000円程度で買ったのですが、今見ると倍の値段がしています。終販したのかもしれません。(この値段だと買わなかったかな…) まずは昼間のうちに使い方に慣れておきます。デッキに出て遠くの目
以前、薪宅配サービス導入の話を書きましたが、その後年末の別荘滞在中に進展があったので記しておきます。 巡回サービスで供給される薪は長さ40cmでとても太くて重みがあります。さすが商用の薪、大きさが均一でどれも綺麗な扇型なのでラックにも積みやすく、また積み上がったラックが様になります。(タイトル画像の一番左の列がそれです) この薪で全く不満はなかったのですが、ある日同じ別荘地内の定住者で、僕たちが夏場に草刈りをお願いしているHさんが遊びに来られて話をしていると、ラックに積ん
シンガポールに住んでいるKが12月下旬に年末年始休暇を過ごすため家族で一時帰国しました。目的は当然八ヶ岳の新拠点に滞在するためです。暖冬と言われていますが、山ではいつ雪が降るかわかりません。念のためスタッドレス付きレンタカーを借りて暗くなってから八ヶ岳入りしました。 Kの家族にとっては初めての八ヶ岳です。到着早々家族たちの品定めが始まりましたが、皆一様に感嘆の声を上げています。日頃は家のことなんて興味のない子どもたちまで格好いい家だと言ってくれて家主としては大変満足です。
八ヶ岳の新築別荘が11月下旬に引き渡されて以来、東京に住むTが毎週末通っています。ただ、12月に入っても八ヶ岳南麓は(と言うか全国的に)気温が高めで、それに加えてOMソーラーの効果があるため、室内は常に暖かく保たれていてまだそれほど薪ストーブをガンガン焚く必要がありません。 ちなみに、OMソーラーの稼働状況はリモートでもネット経由でリアルタイムに確認できます。それを見ると日中はOMがせっせと家を温めてくれていることが分かります。平日は誰も家にいないのでちょっと勿体ない感じも
別荘竣工時のブログで外遊び用にウッドデッキに造作ベンチを設えた話をしました。季節を選ばずアウトドアリビングで思う存分遊びたいとプランニング時に思いつき、工務店に少し無理を言って作ってもらいました。プランニングの様子はこちら。 そしてこのベンチに囲まれた土間スペースには以前から目をつけていた京都のMt.SUMI社製のアウトドア薪ストーブ「AURA ver.2」を置くことを決めていたのです。 しかも今年2023年にサビに強いステンレス版「AURA ver.2 SUS」がリリー
前回は外観編をお伝えしました。 今回は屋内を簡単にご紹介します。建物はシンプルな2LDK+納戸の平屋建てです。 床はホワイトオークの無垢フローリング材、建具は部位によって材が異なるため、なるべく全体的にまとまったチーク色になるように、試し塗りを経てシッケンズの外装用セトールHLSeと内装用のBLデコールを塗り分けています。またメリハリをつけるため構造材は二度塗り、それ以外は一度塗りといった具合に塗り分けも行いました。 梁の上には「梁の上のせたろう」というDAIKOのちょ
前回の記事から少し間が開いてしまいましたが、先日僕たちの別荘がとうとう完成し、引き渡しを受けてきました。ほとんど自画自賛ですが、とりあえずハイライトでご紹介します。 2023年11月下旬某日、よく晴れています。いつものようにシンガポールから夜行便で帰国してきたKを新宿でピックアップしてそのまま八ヶ岳へ向かいます。 草原別荘地の土地と出会ってからおよそ1年半、山梨の工務店・東京・シンガポールの3地点を結んでのリモートプランニングは本当に大変でしたが、今思えばとても楽しいプロ
こんにちは。今回は草原別荘地の庭(という名のススキの荒れ地)、およそ150坪をどのように活用するかについてお話したいとおもいます。 僕らは留学時代からの友人同士だということは以前のブログで説明しましたが、もちろん留学中は在学していた語学学校・カレッジ・大学で様々な日本人や外国人との出会いがありました。 僕らが留学していた時代はちょうどインターネットや携帯電話が世に登場した時代でしたが、自分のメールアドレスや携帯電話を持たない人もまだまだ多かったので、お別れの際におこなう住
これまで順調に工事が進んできましたが、現場見学中に大きな施工ミスを見付けてしまいました。なんと浴室の窓を設置する高さが図面と違ったのです! 少し背景から書きます。僕たちの別荘は南傾高台にあるのでお風呂をビューバスにするべく浴室を南側に置いています。そしてプランニング時は浴室の窓に随分とこだわりました。 通常このサイズになると引違い窓か縦すべり出し窓+FIX窓のコンビサッシが一般的なのですが、そうするとせっかく見晴らしの良い景色なのにサッシの縦框に視界を妨げられます。 当
今日は今回の訪問のメインイベントである内外装詳細打合せです。工務店の社長、現場監督、電気屋、そして塗装屋の皆さんの大集合です。今日も夏の日差しがギラギラと降り注ぐ暑い一日になりそうです。 現地に到着すると、ちょうど水道屋さんが水道工事を完了しているところでした。これでようやく現地で手が洗えます。日頃は何気なく使っている水道ですが、蛇口をひねると水が出るというありがたみを切実に感じました。 室内に入って工務店の方々と談笑していると、どんどん塗装サンプルが並べられていきます。
さて、新宿のオスモ社で外装色の調色サンプルを頂いたあと、八ヶ岳南麓の別荘建築現場にやってきました。Kにとっては7月初旬の上棟式以来です。前回は骨組みと薄い合板一枚だけだったのがサッシも入ってすっかり家らしくなっています。 そして屋内に入り、期待の大きかったユニウッドの木製サッシとついにご対面です。ショールームなどで実物を見ずに発注したのでドキドキでしたが、予想通りの質感とヘーベシーベの操作性だったので大満足です。 ヘーベシーベ機構は重たい木製のサッシを吊り戸のように持ち上
8月下旬のある日、羽田空港。シンガポールから帰国してきたKとTが落ち合いました。7月上旬の上棟式以来、約2ヶ月ぶりです。今回は八ヶ岳南麓の別荘建築現場で工務店と内外装詳細打合せをする予定です。 ただ今日は八ヶ岳に向かう前にアポを入れているオスモ&エーデルの東京支社に寄ります。外装塗料についてはこれまで何度かブログに書いてきましたが、この時点でまだ決まっていなかったのです。 というのも、紆余曲折の末ほぼ決定しかかっていたオスモ カントリーカラープラスのノルディックレッド色な
8月上旬、TとAさんによる再びの庭の開墾・ススキとの闘いレポート第4回です。今回は定宿としている草原別荘地近くのホテルではなく、去年3月、KとTが土地探しに八ヶ岳南麓を初めて訪れた際に宿泊したホンカのログハウス「Yatsugatake Rota」さんに再び宿泊しました。 オーナーの方はとても気さくで、去年の訪問のことも覚えていてくださり、その後僕らは土地を購入したこと、現在は家を建築中であることなどを報告しました。 上の写真と、当ブログの#3の写真と比較するとわかりますが
7月中旬、月1回ペースでおこなっている、土地南側に生え放題のススキとの闘いにやってきました。 いつも土曜日に出発して最寄りの宿泊施設に1泊して日曜日に帰京、というパターンが多いのですが、往復ともに中央道の渋滞に巻き込まれることがとても多いので、今回は金曜日の夕方に出発、土曜日の昼過ぎには八ヶ岳南麓を出発して東京に戻ることにしました。 旅のお供は今回もAさんです。 金曜日の夕方17時過ぎに到着したところ、大工の親方がまだ作業中でした。南側の大型サッシを除いて、ほとんどのサ
上棟式当日、天候は晴れ。午前中は定宿でのんびり過ごしたあと、小淵沢駅前にある丸政さんに注文しておいたお弁当を取りに行ってから正午前に現地入りしました。 周りを覆っていたブルーシートが外されて工務店のシートが掛かっています。そしてこの午前中の作業で壁が増えていて、より家っぽくなっていました。 屋内に入ると合板を加工した即席の祭壇?がこしらえられています。僕たちの希望で、式はフォーマルなものではなく棟梁が取り仕切るものにしていただきました。 通常上棟式は上棟してから2−3週
7月最初の週末、前週の上棟見学に続き今週末も八ヶ岳に向かいます。建築中の現場で上棟式を執り行うためです。Kは一時帰国中の滞在先である関西の実家から新幹線と特急しなのを乗り継いで、Tは東京から車でそれぞれ待ち合わせ場所の塩尻駅へ向かいます。 前日まで降っていた大雨の影響で特急しなのが始発からKが乗る列車の一本前まで運休となっていたため車内は超満員です。前日のうちに指定席券を買っておいてラッキーでしたが、一本前まで運休していることを知らずに名古屋に向かっていたので危なかったです