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Yorks Hill Fair ー 八ヶ岳南麓別荘建築記

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1994年に留学先のアイルランド・ダブリンで知り合ったTとKが、2022年八ケ岳に共有セカンドハウスを建てる計画を始動。現在Tは東京、Kはシンガポールに在住。物理的な障壁をものと…
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#62 八ヶ岳別荘ついに完成! 内観編

前回は外観編をお伝えしました。 今回は屋内を簡単にご紹介します。建物はシンプルな2LDK+納戸の平屋建てです。 床はホワイトオークの無垢フローリング材、建具は部位によって材が異なるため、なるべく全体的にまとまったチーク色になるように、試し塗りを経てシッケンズの外装用セトールHLSeと内装用のBLデコールを塗り分けています。またメリハリをつけるため構造材は二度塗り、それ以外は一度塗りといった具合に塗り分けも行いました。 梁の上には「梁の上のせたろう」というDAIKOのちょ

#61 八ヶ岳南麓の別荘ついに完成! 外観編

前回の記事から少し間が開いてしまいましたが、先日僕たちの別荘がとうとう完成し、引き渡しを受けてきました。ほとんど自画自賛ですが、とりあえずハイライトでご紹介します。 2023年11月下旬某日、よく晴れています。いつものようにシンガポールから夜行便で帰国してきたKを新宿でピックアップしてそのまま八ヶ岳へ向かいます。 草原別荘地の土地と出会ってからおよそ1年半、山梨の工務店・東京・シンガポールの3地点を結んでのリモートプランニングは本当に大変でしたが、今思えばとても楽しいプロ

#60 葡萄酒をつくるという夢 ①

こんにちは。今回は草原別荘地の庭(という名のススキの荒れ地)、およそ150坪をどのように活用するかについてお話したいとおもいます。 僕らは留学時代からの友人同士だということは以前のブログで説明しましたが、もちろん留学中は在学していた語学学校・カレッジ・大学で様々な日本人や外国人との出会いがありました。 僕らが留学していた時代はちょうどインターネットや携帯電話が世に登場した時代でしたが、自分のメールアドレスや携帯電話を持たない人もまだまだ多かったので、お別れの際におこなう住

#59 施工ミス

これまで順調に工事が進んできましたが、現場見学中に大きな施工ミスを見付けてしまいました。なんと浴室の窓を設置する高さが図面と違ったのです! 少し背景から書きます。僕たちの別荘は南傾高台にあるのでお風呂をビューバスにするべく浴室を南側に置いています。そしてプランニング時は浴室の窓に随分とこだわりました。 通常このサイズになると引違い窓か縦すべり出し窓+FIX窓のコンビサッシが一般的なのですが、そうするとせっかく見晴らしの良い景色なのにサッシの縦框に視界を妨げられます。 当

#58 内外装打合せ

今日は今回の訪問のメインイベントである内外装詳細打合せです。工務店の社長、現場監督、電気屋、そして塗装屋の皆さんの大集合です。今日も夏の日差しがギラギラと降り注ぐ暑い一日になりそうです。 現地に到着すると、ちょうど水道屋さんが水道工事を完了しているところでした。これでようやく現地で手が洗えます。日頃は何気なく使っている水道ですが、蛇口をひねると水が出るというありがたみを切実に感じました。 室内に入って工務店の方々と談笑していると、どんどん塗装サンプルが並べられていきます。

#57 木工事すすむ

さて、新宿のオスモ社で外装色の調色サンプルを頂いたあと、八ヶ岳南麓の別荘建築現場にやってきました。Kにとっては7月初旬の上棟式以来です。前回は骨組みと薄い合板一枚だけだったのがサッシも入ってすっかり家らしくなっています。 そして屋内に入り、期待の大きかったユニウッドの木製サッシとついにご対面です。ショールームなどで実物を見ずに発注したのでドキドキでしたが、予想通りの質感とヘーベシーベの操作性だったので大満足です。 ヘーベシーベ機構は重たい木製のサッシを吊り戸のように持ち上

#56 外装色決定

8月下旬のある日、羽田空港。シンガポールから帰国してきたKとTが落ち合いました。7月上旬の上棟式以来、約2ヶ月ぶりです。今回は八ヶ岳南麓の別荘建築現場で工務店と内外装詳細打合せをする予定です。 ただ今日は八ヶ岳に向かう前にアポを入れているオスモ&エーデルの東京支社に寄ります。外装塗料についてはこれまで何度かブログに書いてきましたが、この時点でまだ決まっていなかったのです。 というのも、紆余曲折の末ほぼ決定しかかっていたオスモ カントリーカラープラスのノルディックレッド色な

#55 庭の開墾・ススキとの闘い④

8月上旬、TとAさんによる再びの庭の開墾・ススキとの闘いレポート第4回です。今回は定宿としている草原別荘地近くのホテルではなく、去年3月、KとTが土地探しに八ヶ岳南麓を初めて訪れた際に宿泊したホンカのログハウス「Yatsugatake Rota」さんに再び宿泊しました。 オーナーの方はとても気さくで、去年の訪問のことも覚えていてくださり、その後僕らは土地を購入したこと、現在は家を建築中であることなどを報告しました。 上の写真と、当ブログの#3の写真と比較するとわかりますが

#54 庭の開墾・ススキとの闘い③

7月中旬、月1回ペースでおこなっている、土地南側に生え放題のススキとの闘いにやってきました。 いつも土曜日に出発して最寄りの宿泊施設に1泊して日曜日に帰京、というパターンが多いのですが、往復ともに中央道の渋滞に巻き込まれることがとても多いので、今回は金曜日の夕方に出発、土曜日の昼過ぎには八ヶ岳南麓を出発して東京に戻ることにしました。 旅のお供は今回もAさんです。 金曜日の夕方17時過ぎに到着したところ、大工の親方がまだ作業中でした。南側の大型サッシを除いて、ほとんどのサ

#53 上棟式

上棟式当日、天候は晴れ。午前中は定宿でのんびり過ごしたあと、小淵沢駅前にある丸政さんに注文しておいたお弁当を取りに行ってから正午前に現地入りしました。 周りを覆っていたブルーシートが外されて工務店のシートが掛かっています。そしてこの午前中の作業で壁が増えていて、より家っぽくなっていました。 屋内に入ると合板を加工した即席の祭壇?がこしらえられています。僕たちの希望で、式はフォーマルなものではなく棟梁が取り仕切るものにしていただきました。 通常上棟式は上棟してから2−3週

#52 上棟式前乗り

7月最初の週末、前週の上棟見学に続き今週末も八ヶ岳に向かいます。建築中の現場で上棟式を執り行うためです。Kは一時帰国中の滞在先である関西の実家から新幹線と特急しなのを乗り継いで、Tは東京から車でそれぞれ待ち合わせ場所の塩尻駅へ向かいます。 前日まで降っていた大雨の影響で特急しなのが始発からKが乗る列車の一本前まで運休となっていたため車内は超満員です。前日のうちに指定席券を買っておいてラッキーでしたが、一本前まで運休していることを知らずに名古屋に向かっていたので危なかったです

#51 霧ヶ峰・車山高原

別荘上棟の翌日、Kが関西の実家に電車で戻るので塩尻までドライブです。天気も良いしせっかくなのでいつものルートで霧ヶ峰方面を目指します。前回訪れたのはまだ雪の残る3月、地鎮祭の時でした。 出発前にもう一度建築現場を訪れると、近くで刈払機で草刈りをしている人がいたので話しかけてみました。その方はこの草原別荘地を開発販売している会社の社長から請け負って管理地の雑草を定期的に刈っているとのことです。 そこで僕らの土地も刈ってもらえないか交渉してみることに。昨年は前述の社長経由で頼

#50 上棟祝賀会

前回は僕たちの別荘の棟上げについて書きました。 今回はその後の上棟祝賀会についてです。祝賀会と言っても施主である僕たちTとKのふたりだけの祝杯。会場はもちろん建築中の別荘です! 今回はワインクーラーを忘れてしまったのでホームセンターで別用途に買ったメタルバケツで代用です。予め冷やしておいたCAVAを二本氷水を入れたバケツに突っ込んでいざ出発です。 宿から徒歩圏に僕らの別荘があるのでお酒を飲んでも歩いて帰れるのがポイントです。宿から遠いとこういう事ができなかったので近くに

#49 上棟!

本日は大安。昨夜、上棟前夜祭を楽しみすぎたので、朝は少しゆっくり目にホテルをチェックアウトして別荘の建築現場に向かいます。棟上げ作業は朝8時頃から始まっているはずなので既にかなり進んでいるかもしれません。 棟上げ当日は梅雨の真っ只中にも関わらずお天気に恵まれました(工務店は天気の良い日を選んで上棟日を決めるので当然なのかもしれませんが) 八ヶ岳の頂上付近こそ雲がかかっていますが、お陰様でとても清々しい日に上棟を迎えることができました。 さて、現場に到着です。案の定すでに