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八ヶ岳で天体観測

昨年末に別荘に行った際、天体観測(あそび)をしました。別荘の土地を購入してプランニングのために八ヶ岳を訪れていた2022年の夏に、建物の完成が待ちきれずにアマゾンでポチってあった学習用天体望遠鏡(結局これまで一度も使わず)を引っ張り出してきて使ってみたのです。

当時、照準スコープと合わせて8000円程度で買ったのですが、今見ると倍の値段がしています。終販したのかもしれません。(この値段だと買わなかったかな…)

まずは昼間のうちに使い方に慣れておきます。デッキに出て遠くの目標物を探しますが、はじめは下手くそなので比較的大きな目標物をと思い、金峰山の頂に決定です。

Googleマップによると金峰山の頂まで直線距離で20Km以上あります。標高差から計算すると仰角は4度程度なのでまだ姿勢は楽です。

本体につけているファインダーで目標を捉えるのですが、逆さまに映るので動かしたい方向と反対側に望遠鏡を向けなければいけないのでコツを掴むまで少し慣れが必要です。

そして、ファインダーでターゲットを補足すると今度は本体のスコープを覗き角度を微調整してきます。はじめは肉眼で見るアイピースを使っていたのですが、しゃがみこんで長時間覗き込むには年を取りすぎてしまっているので、高倍率のアイピースにスマホアダプターを取り付けてスマホの画面で被写体を狙います。

金峰山の頂

本体のダイヤルでフォーカスを合わせるのですが、これが少し回すだけでボケるのでコツが必要です。徐々にフォーカスを合わせていってパチリ。スマホで簡単に写真が撮れました。初回にしてはまあまあです。頂の角のように見えるのは五丈岩というものでしょうか?(登ったことがないのでググりました)

さあ、これで夜は月を狙います。

さて日が暮れていよいよ天体観測です。と言っても、学習用の天体望遠鏡なので星を見るのは厳しいのでまずは月を見てみます。幸いにも満月に近い夜でした。

天体望遠鏡をウッドデッキにセットして防寒着を着込んで開始です。昼間に金峰山を写した要領で月を追いかけますが、月の高度があがってしまうと仰角が高くなり、付属の短い三脚ではしゃがみこんで首だけ上を向ける姿勢になるのでとてもしんどいです。しかもスマホもゴムバンドで固定しているだけなのですぐにずれてしまい、昼間と違って夜は悪戦苦闘です。

MAKSY60

だけど、こんな時もウッドデッキに設えた造作ベンチが大活躍です。一段低い位置に身を置き、なんとか月を捉えました。

そしてファインダーの向こうを高速で上っていく月(ぼやぼやしてるとすぐにスコープアウトします)を追いながら、そして寒いから嫌だという子どもたちを説得して交互にファインダーを覗かせた後、ようやく何枚か撮った写真のうちのベストショットがこちら。

初めて撮った月。機材:MAKSY60+スマホ

自画自賛ですが、初心者の最初の撮影にしては満足の出来栄えです。しかし、星空というのは不思議なもので、寒さを忘れていつまでもスコープを覗き込んで見ていられます。この望遠鏡では力不足ですが、今度は別荘共有者のTの彼女が持ち込んだ大きな天体望遠鏡で小さな星星も追いかけてみたいと思います。

後日、Tと一緒に念願の大きな天体望遠鏡を覗きこむ機会があったのですが、Tもいまいち操作に慣れておらず、もたもたしているうちに雲が広がってしまい見られず。この望遠鏡でいつか土星を見てみたいものです。

望遠鏡を覗き込むT