より子

tea「time」は最高の嗜好品。 思った。考えた。 それは、お茶が片手にあったから。…

より子

tea「time」は最高の嗜好品。 思った。考えた。 それは、お茶が片手にあったから。 だから、そう思えたし、そう考えられた。 お茶が片手にある「時間」だったから。

最近の記事

成長?

目の前のリップクリームをしげしげと見る。 お役ごめんのリップをさらに酷使し、 繰り出しても繰り出されない クリームの部分を唇でけずり、 フチのところでそぎ取るという なんの儀式かわからないことを かぞえること数回。 それまでの私は、何をしても中途半端だった。 消しゴムの最後を見届けたことがあっただろうか。 いや、ない。 ルーズリーフの最期の1枚を見送っただろうか。 いや、ない。 リップクリームを、最後まで使ったことはあっただろうか。 いや、ない。 いいや、なかった。 なかっ

    • あおい日

      その日は、ブルーだった。 空が、同じ色をしていたせい。 こんな日は、お茶を淹れよう。 「自分を変えるって、こわくない?」 自分で決めたこと、信じてきたこと。 それが、じつは間違っていましたーなんて それほどの恐怖、私は耐えられるかなって。 いやだって、それって今までの自分を 「否定」して、「受け入れる」ってことだよね。 とても勇気のいることだと思うの。 私は、気づかないフリしつつも、 少しずつ少しづつ 軌道修正。 ハッキリとは、変えない。 変えられない。 受け入れられ

      • こういうの、自画自賛っていうんだっけ

        とてもこわい夢と、 とてもしあわせな夢を見た。 夢の続きをみたくて、 こわい夢をかき消すように、 しあわせな夢をまだ見たくて 意識が戻りそうになっても あわてて二度寝三度寝を 繰り返した。 それをあきらめた頃、 それはそれは びっくりするような時間になってて。 それはそれはもう、 あわてふためきまくったとき。 カーテンから射し込んだ朝陽が キレイすぎて泣きそうになった。 こんな日は、お茶を淹れよう。 「今の自分を、過去の自分に自慢できる?」 なんて、どっかの意識高い系が聞

        • 何に抵抗したかったんだろう

          寝起きの頭で洗面台に向かう。 うっかり足を角にぶつける。 “おはよう、現実” かわりにでたのは、うめき声だった。 こんな日は、お茶を淹れよう。 「あなたはあなたのままでいいんだよ」 という自己啓発系の言葉が苦手。 だって、 「あなたはあなたでしかいられないんだよ」 だから 「ね?だからあきらめようよ」 みたいな。 そういわれてるみたいだし、 そういわれたほうが、 私はしっくりくる。 ムダな抵抗はやめなさい って、自分にいわれたら ちょろい私は うん、そうだよねって 両手ひ

          きもちのいいコトバ

          「口当たりのいい言葉って、ある?」 私、夢をよく見るんです。 そして、朝起きて 「今日はそんな感じかぁ」なんて。 まるで日替わり映画をみるような。 今日はなつかしい夢でした。 あんまり面白くなかったな。 こんな日は、お茶を淹れよう。 お酒の席で、饒舌になる人。 内容は、だいたい説教(わかってる。偏見だよね)。 で、その酔っ払いは残念なことに 「本当に伝えたいこと」 は言えてない。 だって、それはただ いいたいこと言ってるだけ、だもの。 って、思うの。 「口当たりのいいこ

          きもちのいいコトバ

          胸焼け

          朝、カーテンを開ける。 窓の向こうで、車が行き来してる。 こんな日は、お茶を淹れよう。 「あなたのクセって、何ですか?」 って訊かれたら、 どれくらいの人が即答できるのかな。 「クセ」を、自覚する。 それって、とてもすごいことだと思うの。 自分を客観視して、 他人との「違い」 もしくは「区別」 をできている、ということだから。 ちなみに私は、2つ、あるの。 「深く考えない」 と 「胸焼けするまで食べる」 こと。 深く考えないということは、 文字どおりのことしか、理解しな

          「 感性に問う 」

          秋分になりました。 台風の影響もあって少し肌寒い。 だから今日は、お茶が美味しい。 「より子、あなたは今何を感じてる?」 昔、唐突に訊かれたことがあるんです。 言葉はわかる。でも、私は意味が解らなくて。 素直に「何も」と答えると、感じることが大事だと懇々と言われました。 なので、しばらくの沈黙の後。 私なりに感じたことを話すと 「それは頭で考えてるでしょ」 と言われました。 もうね、混乱。 感じたことを言ったら、 それは感じたということにはならない。

          「 感性に問う 」